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センシティブな作品

週刊少年マガジン」に掲載された水木しげる原作の漫画「新編ゲゲゲの鬼太郎」の『木の子』と、それを元にしたアニメ3期鬼太郎の第89話『木の子と妖怪山天狗』に登場するキャラクター。

幼いころの姿は水木作品によくいるタイプの子供だが、成長後の姿は原作の時点で水木しげる作画のキャラクターの中でも異例と言えるほどの美少女として描かれている。

概要

幼いころに森の中で迷子になり、森の精霊「木の子」達と出会った少女。

そのまま木の子達と仲良くなって森の中で過ごし続けたため両親と生き別れ、行方不明者として扱われた。

それから5年の月日が流れ、身も心も変わらぬままの木の子達に対して、モモコは女性らしく成長していた。

原作版

衣服を着る習慣すらなくなり一糸纏わぬ姿の野生児となったが、第二次性徴を迎えたことにより心と体に変化が現れ、幼少時と同じ遊びを続けても楽しいと思えなくなり、木の子に胸のふくらみを指摘されて恥ずかしがるなど、羞恥の感情すら現れていた。

自分だけが成長していく状況に悩み、森の中で暮らし続けることに疑問を感じ始めていたところ、精霊の噂を聞きつけた写真週刊誌のカメラマン達が木の子と戯れるモモコを発見。

密かに撮影した写真が雑誌に掲載され、両親が娘の生存を知ることになる。

アニメ版

CV:荘真由美

妖怪山天狗が封印された山の麓の「天狗森(てんぐのもり)」が話の舞台となり、5年前の「モモコ行方不明事件」以降立ち入り禁止とされていたが、それを「松茸の宝庫であることを隠すための嘘」と推察したねずみ男が天狗森に乗り込んで騒動に巻き込まれる話となっている。

外見は原作に忠実な体格の美少女ではあるが、原作ほどの心境の変化はなく、裸を見られて恥じらう様子もない。

ねずみ男に興味本位で森の外の世界のことを聞いた結果、概念すら忘れ去っていた両親のことを思い出したことが心境の変化の始まりとなる。

さらに天童ユメコの幼馴染という設定が追加され、幼いころに共に遊んだ記憶が人間社会に戻る兆候となった。

小学生のユメコが「幼稚園のとき一緒だった」と語っていることから、成長後の年齢は9~11歳と推察される。

「人と妖怪の共存共栄」をテーマとする3期鬼太郎に置いても、原作通りに木の子達と別れる結末となり、鬼太郎が複雑な心境を口にするシーンで幕を閉じている。

同名の他人

墓場鬼太郎の流れを汲む青年向けブラックジョーク作品「新ゲゲゲの鬼太郎 スポーツ狂時代」には「モモ子」という女性が登場するが、上記のモモコとは無関係の他人であり、似ても似つかぬ大悪党である。

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