詳細
『馬神ダンデッキ 太陽の合体ドラゴン』で登場した、コスト0、系統:翼竜で効果を持たない赤のスピリット。
アニメ作品では、バトルスピリッツ ブレイヴの主人公である馬神弾が主に使用している。アニメでも登場回数が非常に多かったスピリットである。
しかし作中での扱いはひどく、ダンがキースピリットを召喚する際には「不足コア(コスト)はブレイドラより確保!」の掛け声と共に必ず死んでいる。更には大型のスピリットのブロックにも駆り出されたり、大量破壊マジックの餌食になったりと登場回数と比例するように死亡率も半端なく高い。それもそのはず、ブレイドラはコスト0でシンボル持ちというリザーブとコスト軽減を同時に担ってくれるある意味優秀なスピリットだからである。いわば生きたリザーブなのである。
上記のような不憫な扱いと、赤のスピリットの中でも可愛いからかある程度の人気がある。
公式の星座編ベストカードアンケートでは並み居る主力級スピリットに紛れて13位にランクイン、その後も2012年6月の好きなイラストアンケートで7位、2013年冬の人気投票では可愛い部門で2位を獲得した。
こうした人気を受けて「不足コストはブレイドラから確保」と印字されたスリーブが作られたり、後のシリーズで度々リメイクカードが登場している。
『ディーバーブースター』では、ぽよよん♥ろっく氏の手によってブレイドラが美少女化した「ラン・ブレイセア」が登場した。
作中での活躍
(この章は書きかけです。)
第一話
早速太陽龍ジーク・アポロドラゴン召喚の生贄に。アニメ開始早々から今後の扱われ方が決定した瞬間である。
第二話
第一話と同様に太陽龍ジーク・アポロドラゴン召喚の生贄にされる。この時二体召喚されていたが、レベル2の方が犠牲に。ちなみにクラッキーが「より強くあるために犠牲を厭わなry)」と言っていたがいくら何でもかわいそうである。
第三話
バローネの召喚した砲凰竜フェニック・キャノンの召喚時効果で戦竜エルギニアスと共に焼かれる。
第四話
クラッキーとユースのバトルだったため、活躍なし。
第五話
イオラスとのバトルで太陽龍ジーク・アポロドラゴンが召喚されるも犠牲にはならなかった。
珍しく助かったと思ったのもつかの間、翼神機グラン・ウォーデンのブロックに使われた。
第六話
ザジとのバトルで後攻1ターン目から召喚され、ライフにダメージを与える。その後太陽龍ジーク・アポロドラゴンが召喚されるも犠牲にはならなかった。また、初めてLV3になったりもしたが、巨人大帝アレクサンダーのブロックに使われた。
第七話
グレート・イーグルことルチャの召喚した幻羅星龍ガイ・アスラのブロックに使われる。
第五話、第六話に引き続きまたしてもXレアのブロックに使われて早くも過労死寸前である。
ちなみに載っていたコアはガイ・アスラの効果でボイドに・・・。
第十一話
三週間ぶりの登場とともに早速太陽龍ジーク・アポロドラゴン召喚の生贄にされる。
第十四話・第十五話
巨蟹武神キャンサードのお披露目だったためバトルは十四話からだが十五話から登場。
登場早々キャンサードのブロックに使われる。
ブレイドラ「またXレアのブロックか、やれやれ・・・」と思われたがキャンサードの効果でデュックが指定したのはスコル・スピアだった。
奇跡の生還を果たしたと思った次の瞬間、ご主人様である馬神弾の放ったサザンクロスフレイムで焼かれる。
第十七話
自称人類最強のゾルダーとのバトル。イグドラシルにバウンスされたりラグナロックで疲労したり、サイレントロックの不足コストに使われたりした。その後、太陽神龍ライジング・アポロドラゴンの軽減のために2体同時に召喚された。ちなみにこの回ではデッキにあるすべてのブレイドラが召喚された。
第十八話
太陽神龍ライジング・アポロドラゴン召喚の生贄にされる。
第二十話
クラッキーがバトルで使用。
ダンに2体がかりで止めを刺そうとするも、宝瓶神機アクア・エリシオンに二体ともブロックされてしまう。(一体目は切断、二体目は蹴飛ばされた上に壁にたたきつけられた。)
第二十一話
獄将デュックとのバトル。珍しく普通に召喚され、普通にバトルしていた。
バトルスピリッツソードアイズでは
亜種の「ライト・ブレイドラ」が登場。白と青中心のカラーリングになっており、カードイラストはやたらイケメンに描かれている。
原種同様コスト0ながら、新たにキーワード能力【強化】(BP破壊効果の上限を+1000)を得た。劇中ではツルギが使用し、「輝きの聖剣シャイニング・ソード」の効果を【強化】するなど様々な形でバトルを支え続けた。
【強化】は複数並べるほど強力になる性質上本家ほど使い捨てにはなりづらい…が、CGバンクの都合で無駄に消滅させられることもあってやっぱり不憫。
また、物語終盤ではブレイドラが成長した姿である「シャイニング・ブレイドラ」が登場。「龍輝神シャイニング・ドラゴン・オーバーレイ」の召喚をサポートした。
ライト・ブレイドラに関する余談
現実世界において【強化】デッキは同時期に登場した【連鎖】デッキと比べて振るわなかったが、ライト・ブレイドラは単体での利便性から大抵の赤デッキに採用できると評価された。
その一例として、バトスピチャンピオンシップ2017-3on3-全国優勝チームの一員が使用した【赤速攻】デッキにブレイドラ共々投入されている。
リバイバル、そしてまさかの…
2018年4月発売の『バトスピドリームデッキ【太陽と月の絆】』で、カード名とイラストはそのままに新たな能力を与えられたリバイバル版ブレイドラが登場。
同梱の神になった馬神弾、もといキャラクターがバトラーを支援する新ギミックカード「創界神ネクサス」を配置すると1枚ドローという便利な効果を得た。
が、下記の要因で想定より強力であることが判明。
- 「この効果は重複しない」記述がありブレイドラを2枚以上並べても1枚ずつドローだが、ターン中の回数制限が無い。
- 創界神ネクサスは軽減シンボルを満たせば0コストで出せるものがある。また、同名カードの配置制限が無い。
- つまり、手札に創界神ネクサスが続く限りノーコストで延々ドローできる。
実際に他のドロー加速カードと組み合わせて開始数ターンでデッキ全てのカードをドローし、必勝コンボを確実に成立させるデッキが開発され、各地の大会で猛威を奮った。
この手のデッキはいわゆるソリティア状態になりゲーム性を損なうこと、『ドリームブースター【俺たちのキセキ】』発売による創界神ネクサスの大量追加でますます手が付けられなくなる恐れもあることから、発売からわずか5ヶ月の2018年9月1日より制限カード<1>に指定された。
話はこれで終わらない。
バトスピの禁止・制限カードはカード名単位で指定する都合上、リバイバル前の何も効果を持たないブレイドラまで制限カードになってしまった。
ただのバニラで戦闘力も最低限のカードが制限されるのはTCG全体でも類を見ない珍事である。
発表を知ったファンからはせめてリバイバル前は制限から除外するよう求める声がある一方で、酷使で絶滅寸前のブレイドラを保護するためとの見方もあるとか、ないとか。
制限によって彼らも一応とばっちりの犠牲から開放された…かも知れない。