概要
ミノカサゴに形状の似た旗艦。無印､ACではゾーンI(アーケード、家庭版でステージの中身は違う)に登場する。よくピラニアとIかJかHかの位置取りを争っている。セカンドプロローグからはダイオウグソクムシが参加してきた。
ミノカサゴの巨大戦艦と言えば、ダライアスⅡに登場するハイパースティングがいるが、序盤も序盤のフォスル枠だったスティングと違い、本機はラスボス。
ミノカサゴの特徴である毒棘はなんとファンネ…じゃなく分離ユニットとして本体から離れ、独立して攻撃してくる。
基本的に「分離ユニットの攻撃＋小型ミサイル飛ばし→分離ユニット格納→破壊不可能弾と屈曲レーザーのバラ撒き→一回転後分離ユニットの展開」という攻撃パターンを繰り返す。
分離ユニットの攻撃は多彩であり、艦の周囲に扇状に展開させた固定砲台、散開させ敵を取り囲むように攻撃、２つを駆動させ、なんちゃって設置バーストでこちらの動ける範囲を狭める、密集させ敵の砲撃から身を守る…といった様々な攻撃でプレイヤーを困惑させる。
バースト機関搭載艦であるが、バーストは分離ユニットが一定数(3~4くらい)集まることでエネルギーの集約をはかり発射出来する。ものすごくわかりやすい千載一遇のバーストカウンターチャンスだが、油断してはいけない。
この時、前面に向けて極大のビームが本機の角から発射される。
バイオレントルーラーが口や背甲から出した緑色の極太ビーム同様、これはバーストによる遮りが不可能かつ、その太さがルーラーの比ではない。
戦闘区域のほとんど全てを飲み込むようなこのビームは、発射される前に回避行動に入らない限り避けることは出来ない
「バーストの直後に放たれることから、例えカウンターに成功した後であっても注意する必要がある」という公式の紹介があるように、分離ユニットと本艦の波状攻撃で防戦一方な中で、突如訪れた千載一遇の反撃チャンスで調子に乗ったシルバーホーク乗りをあざ笑うかのように灰にする、最強最悪の初見殺しである。
この初見殺し技、ある程度本体にダメージが蓄積し、かつ分離ユニットがいくつも破壊されているとバースト攻撃直後出なくとも使ってくるようになるため、注意が必要。破壊不可能弾とレーザーの組み合わせで回避不可能の窮地に追い込まれることになる。
でも実は後ろに回ると……
なお分離ユニットを全て破壊すると、ユニットの接合部から光のようなフィールドが放たれることが報告されている。
公式サイトでは「バースト機関からの余剰エネルギーが放出されている」と予想されており、光の翼を思わせる光の刃は、他のボス機には無い神々しさを本機に与える。
この光のフィールドの発生のためには本体にダメージを与えすぎないように、かつ分離ユニットをしらみつぶしに破壊していく必要があるため、根気と時間がかかるが、ミラージュキャッスルの全破壊と違いトロフィーにはなっていない。あくまで頑張ったスコアラーへのご褒美演出である。ちなみに光翼モード時は凄い弾幕になるため注意。すぐ殺そう。
このサウザンドシリーズとグラトンシリーズのステージには「The World of spirit」というBGMが使われる。オルゴールの静かな旋律から始まり、ボス戦に合わせて曲調が激しくなるという、光導とは違った手に汗握る演出が味わえる。
サウザンドナイブスルート(ゾーンI)をクリアすると、無印ではダライアスGで放棄してしまった人類の母性「アムネリア」で戦っていたという驚愕の事実をつきつけられる。
無印でこの衝撃だが、セカンドプロローグ以降は「シミュレーション終了」と言われ、これまでの激戦はただのシミュレーションであったというこれまた衝撃の事実が語られる。しかもその時の勢力図を見るとかなり押されている。大丈夫か人類。
クロニクルセイバーのCSモードではだいたいステージのトリを飾っている。画面構成の都合上、後ろに回れないため、普通に苦戦する上に出現ステージが多い。
派生機
サウザンドエッジ
「幾数千の剣」。体色はエメラルドグリーンと白。EXモードでは途中のボス。ラスボスから降格されたかわいそうな奴。仲良くピラニアも降格されている。
分離ユニットの攻撃は細い赤レーザーがメインとなり、バースト機関無しの機体だと恐ろしく苦戦する。
サウザンドバレッツ
「幾数千の弾丸」。色は錆びたような茶色。ちょっと他より小さい。分離ユニットや本機からの攻撃は実弾が多く、ショットの属性によっては押し切りができるようになるがその分弾幕は激しく、相性が悪い装備や機体では他二機よりも苦戦する可能性がある。
何故か全パーツ破壊時は２色の光を放ち、神々しさが倍付け。
関連タグ
ハングリーグラトン 設定的にはベルサー艦以外の関係は無いが､強さ議論やステージでの位置取りなどでよく仲良く喧嘩してる
