概要
「宇宙全体でも、勝てる者はあまりいない」と言われる怪獣。
外見は、妖怪人間ベムの顔に、触手を付けたような頭部が特徴だが、
首から下は普通怪獣といったところ。
火山帯を刺激して、各地の噴火を誘発する作戦を遂行する。
火山に降り立ち、爆炎の中で咆哮を上げるキングザイガーは実に格好よかった。
能力
口からは破壊光線や毒液を吐き出し、またミラーマンの攻撃をことごとく跳ね返すなど、
攻守に渡って隙のない能力を持つ。
これだけでも強敵だが、キングザイガーの恐ろしさは、
何と言っても見かけによらない知能である。
まず、死んだフリをして騙し討ちを仕掛け、ミラーマンの視力を奪うことに成功。
ミラーマンはこれに対し、足音を聞いて動きを読もうとする。
ここでキングザイガーはミラーマンの作戦をあっさりと看破。
見破っただけではなく、破壊光線で崖崩れを起こし、ミラーマンの聴力さえ奪ってしまうのだ。
能力に慢心することなく、敵が作戦を変えても論理的かつ臨機応変な対応を見せる等、頭の悪そうな顔とは裏腹に、高い知能をもつことが伺える。
最期
最終的には、SGMの隊員の邪魔に一瞬反応した事でミラーマンに位置を悟られ、慌てて光線を吐くがディフェンスミラーで跳ね返されて炎上、すかさずシルバークロスを打ち込まれて絶命した。
とはいえ、最後の最後まで目が離せない名勝負であることには議論の余地が無いだろう。
第二試合だとあっさり負けたりする奴が多い中、
最後まで「強敵」のイメージを失わずに戦った怪獣である。