サンセイR&Dから発表されたオリジナルパチンコアニメ。
「ドラゴンボールZ」でお馴染みの影山ヒロノブや「ポケットモンスター」でお馴染みの松本梨香など超絶アニメシンガー&声優陣を多数起用し、超絶オリジナルソングが7曲収録された超大作となっている。
2007年3月頃から全国のホールに導入開始された。
ストーリー
“悪”の野望「世界征服」を阻止せよ!!
宇宙暦777年、環境破壊の進行により、世界の都市は環境保護ドームによって都市機能を保っていた。
町の中心部には、ドーム内のエネルギーや大気成分の調査を行い、環境保全を司る「システム塔」が存在する。
しかしこの「システム塔」、使い方次第では凄まじいパワーを秘めた破壊兵器になる可能性があるのだ。
普段はアルバイトで生計を立てている、アカネ、アオイ、ヒナタの3人。
彼女たちは、町の平和...いや、地球の平和を影で守る、正義の隊員「SRD」!
事件が起きれば、バイトそっちのけで正義のヒーローに早変わりし、平和のために戦うのだ。
一方、監獄バー「プリズン」でナンバー1女王様の地位を築いているエミー。
「プリズン」の顧客である大企業の社長や会長をその美貌とテクニックで次々にパトロンにし、悪のヒミツ結社を結成していた。
その目的は、「システム塔」を奪い取り、世界を我が物とする世界征服である!
財力と技術力を手にしたエミーは、ロボットや兵器を開発し、服従する手下を従え野望に燃える。
悪の女王エミーの野望から、正義の戦隊「SRD」は、果たして街の平和...いや、地球の平和を守れるのか!?
“美”の野望「世界制服」を打ち砕け!!
「世界征服」を企む悪の女王エミーは、同時に「世界制服」をも企んでいた。
それは、世界中の人々を「パトロン制服隊員」化し、服従させること。
もともと容姿端麗であったエミーは、さらなる美貌を目指し、ありとあらゆる整形手術を駆使して「究極の美貌」を手にした。
この究極の美貌を前に、人々はエミーへと服従しパトロン制服隊員化していく。
着々と進んでいた「世界制服化計画」であったが、ここにきてその勢いは衰えていた。
「世界で一番美しいのは私」と疑わないエミーであったが、ここ最近の現状を思うと自分以上の美貌の持ち主が他にも存在するのではないかという不安を抱き始めたのだ。
そこでエミーは、お決まりである「真実の鏡」に問いかけた。
仮にいるとしたら潰すしかない!そう、全ては「世界制服」の為なのだ。
一方、普段はアルバイトに励む、アカネ、アオイ、ヒナタの、正義の戦隊「SRD」。
悪の隊員に何故か!?襲われ、バイトそっちのけで戦う!!
街の平和の為に戦っているとは知らずに。
MR-X
Megalopolis Reactive eXtre enelgy SYSTEM(MR-Xシステム「都市型光反応特殊エネルギーシステム」)
雷産業グループの協力の下、ハカセが開発した太陽光変換によるエネルギー供給システムを兼ねた環境保全システム。
太陽光をエネルギー変換し、都市エネルギーの99.8%を補いつつ余剰エネルギーを利用してドーム内の大気成分の調整、気象コントロールを司る。
螺旋状に伸びる金色の塔で収集した太陽光を「スフィア」と呼ばれる球体でエネルギー変換し、塔の中腹にあるリングで大気を分析し、回りにある4つの塔で大気の調整を計っている。
このエネルギー変換効率は驚異的で、晴天時では都市に必要なエネルギー量の約180%にものぼり、余ったエネルギーはスフィアに貯蔵され緊急時に備えている。
エネルギーの最大貯蔵量は、都市エネルギーの一年分に匹敵する。
エネルギーが蓄積されるごとにスフィアは光を増していき、蓄積量が最大ともなれば太陽と見まがうばかりの光を発すると言われるが、もちろんそのような状態はかなり危険な状態でもあるため様々な方法でエネルギーを放出し、普段は約50~80%の蓄積量になるように調整されている。
沿革
宇宙暦 | 出来事 |
---|---|
0001年 | 外宇宙への進出が始まる この年、それまでの西暦を廃し宇宙暦が始まる |
0200年頃 | 化石燃料が枯渇 全世界規模の戦争により人類数が3分の1に |
0500年頃 | 環境破壊により地球温暖化と砂漠化が一気に進む |
0555年 | ドーム都市計画発起 |
0589年 | 最初のドーム年が完成 |
0700年頃初期 | 全人類の98%がドーム都市に移住完了 既に地上では植物が育たなくなり、海の面積も地表の20%にまで減少していた |
071X年 | ハカセ誕生 |
0751年 | ハカセ、MR-X理論を発表 画期的なエネルギーシステムであった |
0755年 | MR-Xシステムの実験中に事故 ハカセの共同研究者であったキョウジュがその事故で帰らぬ人に |
0765年 | MR-Xシステムの実用化に成功 1号機がドーム都市「ジャポネX Ⅳ」に配備 |
0770年 | MR-Xシステムの配備率が50%に ハカセ、MR-Xを狙う敵の存在を察知 秘密裏に防衛隊を組織し始める |
0776年 | アカネ、アオイ、ヒナタの3人が防衛隊に入隊 |
0777年 | 3体の機動防衛ロボが完成 SRDの活動がここに始まる |
SRDとは?
「SRD」:Secret Rescue Daughters
シークレット・レスキュー・ドーターズ
外敵からドーム都市を守るために、システム塔の設計者でもあるハカセによって結成された秘密救助防衛隊。
正式な構成員は隊員1号のアカネ、隊員2号のアオイ、隊員3号のヒナタの3人。
その他メカニック、オペレーターなどのサポート要員が数十名所属する。
正式な隊員になるには知力体力はもちろんであるが、正義を愛する心が最も重要視され、平和のために身を投げ出す覚悟が必要とされる。
「SRD」:Super Robot Dynamites
スーパー・ロボット・ダイナマイツ
SRDでは三機の巨大防衛ロボを配備し、地上はもちろん空からの脅威にも備えている。
基地はドーム都市から少し離れた所にあり、都市を外から監視すると共に都市の至る所に監視装置を設け万全のセキュリティ体制を整えている。
万が一都市内部に侵入されても即座に隊員が急行し、対処できるよう街の至る所に秘密のゲートが作られている。
これもひとえにシステム塔の設計者たるハカセの力に寄るところが大きいであろう。
登場人物
- アカネ(声:松本梨香)
SRD隊員1号
本名:一条 茜
T164 B86/W60/H88
普段は子供達に剣術を教える先生。
男勝りな性格で考えるより先に行動を起こすタイプだが、部屋はぬいぐるみでいっぱいな可愛らしい一面も持っている。
ビームソードを武器に悪と戦う、SRDロボ-1号のパイロット。
- アオイ(声:三橋加奈子)
SRD隊員2号
本名:二ノ宮 葵
T171 B85/W58/H82
何事にもクールな性格で少々高飛車な態度をとってしまうが、とてもシャイ(本人は気にしてるらしい)。
巨大企業の会長の孫にあたり、実はセレブなお嬢様。
スーパーモデルの仕事もこなす。
二丁のレーザーガンを武器に悪と戦う、SRDロボ2号のパイロット。
- ヒナタ(声:田中小百合)
SRD隊員3号
本名:三波 日向
T158 B96/W64/H91
おっちょこちょいで、天然。
だが、実は10歳でニューセカチューセッツ工科大学を首席で卒業した天才児。
普段はメイド喫茶でアルバイトしており、人気はナンバー1。
高性能爆弾を武器に悪と戦う...がコントロールはイマイチ。
SRDロボ-3号のパイロット。
- メイ(声:牧野由依)
SRD見習生
本名:四堂院 萌衣
ハカセの姪。
押しかけ隊員で正式メンバーではない。
いたずらっ子でおてんば娘。
自分勝手な行動ばかりするが、なぜか全て良い方向に流れていく強運の持ち主。
SRD初心者用ロボに乗り、正式メンバー目指して毎日練習!練習!
- ハカセ(声:茶風林)
SRD創設者
本名:葉加瀬 次郎
T160 Weight96kg
ヒナタのニューセカチューセッツ工科大学の恩師でもありシステム塔とSRDの装備一式を作り上げた。
趣味は体型に似合わずバレイを少々...
ただ本人はマジメだが、たまに変態と勘違いされることも...
コーヒーを飲みすぎると巨大化する。
- エミー(声:井上喜久子)
悪の女王
本名国籍不明
T170 B90/W63/H93
普段は監獄バー「プリズン」のNo.1女王様。
自称世界一の美貌と世界一の頭脳の持ち主。
わがままで執念深い性格だが、おだてられると弱い。
街の中心にあるシステム塔のエネルギーを利用し世界征服を企む。
ムチを使い沢山の手下を従えており、SRDにとって驚異的な存在。
- ザコーボス(声:)
秘密結社プリズン戦闘員
他の戦闘員とは一線を画す存在でその戦闘能力も比べ物にならない。
赤いスーツに、両手には戦闘用の鋭い爪を装備し通常のザコーの3倍の速度で動けるとか...
- ザコー(声:高橋知秀)
秘密結社プリズン戦闘員
もとは監獄バー「プリズン」のお客さん
エミーの美貌とテクニックで虜になり、いつのまにかエミーに服従し手下になってしまった。
いつもエミーにこき使われているが実はそれに喜びを感じている。
基本的に黒いスーツに身を包んでいるが、中には白ザコーや豹柄ザコーも存在する。
登場メカ
- 超絶合体ロボSRD
全高:77.7m 重量:777t 出力:計測不能 装甲:強化チタン合金
スラスター総出力:3330000kg
三体のSRDロボが心を一つにし、超絶合体することで誕生する超絶ロボット。
あらゆる環境下での活動を可能にした最終形の万能型機動兵器である。
3機のロボに内蔵されたMR-Xシステムを一つに融合させることで、そのエネルギーは相乗効果を生み出し、単体ロボの数倍を計測する凄まじいパワーを発揮する。
ただしあまりにも巨大なエネルギーであるため合体状態を継続する時間は3分間に制限。
操縦はパイロット3人が同時に協力して行い、主にアカネはメインの操縦を、アオイが火器ミサイル系統を操り、ヒナタは動力とシステムを担当する。
言うまでもなくこの超絶合体ロボットが完璧にその能力を発揮するためには、パイロット3人の一心同体な精神力が要求される。
- SRDロボ1号
全長:35.3m 重量:171t 出力:3330kw 装甲:強化チタン合金
スラスター総出力:333000kg 主武装:双剣「カルヴァリソード」
博士とヒナタで開発したロボ1号機。
小型のMR-Xシステムを搭載し、都市防衛用機動兵器として街の平和に当たっている。
3機のロボットの中で唯一人型の構造に設計されたロボ1号機は、機動性に優れ様々な場所での活動が可能であるため普段は主に街の災害時などに活躍するが、そこに秘められた戦闘能力は強大で特に接近戦での攻防に威力を発揮する。
それだけにまたパイロットの力量が試される機動兵器であると言える。
合体時は超絶合体ロボの胴体から肩にかけてを担当。
- SRDロボ2号
全長:51.5m 重量:313t 出力:3330kw 装甲:強化チタン合金
スラスター総出力:777000kg 主武装:ニュートリノビーム砲×2
博士とヒナタで開発したロボ2号機。
小型のMR-Xシステムを搭載した都市防衛用機動対空兵器として街の平和を空から監視している。
最高速度マッハ4を誇るロボ2号機は、あらゆる場所へ自由自在に移動できる飛行性能を備え、都市の災害救援活動にもその威力が発揮されている。
対空及び対地攻撃に優れた様々な強力兵器を内蔵するが、そこに秘められた攻撃力を最大限に高めるのはパイロットの腕にかかっていると言える。
合体時は超絶合体ロボの胸から背中にかけての装甲と腕部を担当。
- SRDロボ3号
全長:53.5m 重量:373t 出力:3330kw 装甲:強化チタン合金
スラスター総出力:555000kg 主武装:ミサイルランチャー(通称ドッカンミサイル)
博士とヒナタで開発したロボ3号機。
小型のMR-Xシステムが搭載された都市防衛用機動砲台として街の平和を大地で支えている。
ホバリングによる高速移動が可能で、最高速度350km/hで走行することが可能。
そのため大地における様々な活動にその力が使われている。
期待の中央に備えられた巨大ミサイルランチャーの放つ威力は絶大であり、そこに秘められたエネルギー量は、開発者でありパイロットでもあるヒナタしか認知していないという。
合体時は超絶合体ロボの下半身を担当。
- SRD練習機メイロボ
全長:2m 重量:1.2t 出力:計測不能
装甲:超強化チタン合金 主武装:ヒミツ
メイの依頼でヒナタが開発した初心者用UFO型ロボ。
ヒナタの開発した新兵器が実験的にいろいろ搭載されているため実は最強ロボという噂も...
エミボ極
全長:84.8m 重量:646t 出力:不明 装甲:特殊セラミック複合素材
悪の女王エミーの開発したニセスフィアを動力源にするエミボ。
ニセスフィアを臨界運転させることでこのエミボは強力に変化し、通常時のおよそ4倍にまでそのエネルギーを増大させたエミボ“極”へと変形する。
ただし“極”の状態は機体にかかる負荷も尋常ではなく変形時間は約3分間が限度であると言われる。
動力源のニセスフィアは、本物のスフィアに比べ変換効率、貯蔵量とも格段に落ちるものの、それでもそのエネルギーの力は驚異的で、このエミボ“極”に対抗できるのは超絶合体SRDロボしかいない。