職務内容
企画を担当するだけでなく、ゲームに必要なビジュアルや、
場合によってはプログラミングに対する指示を与えることもあるので、
現在のゲームの流行に常に気を配ることも大切な仕事であり、
ほかに「ゲームプランナー」と呼ばれることもある。
アナログゲームでのゲームデザイナー
多少の図案などはあるにせよ、ボードゲームやテーブルトークRPGなどの非コンピュータのゲーム=アナログゲームにおいては
文字媒体が基本であり、扱う題材・世界設定と各種計算判定、そして最終的なバランス調整が重要とされる。
ゲームデザイナーはこれらの要素を決定することが役割として求められる。
特にテーブルトークRPGにおいては、テーマや舞台設定を構成するワールドデザイナー、
各種判定に利用するパラメータと判定方式などを確率論などを用いて設計するシステムデザイナーの2つの役割があり、
どちらか一方だけを担当する場合もあれば、両方を兼務したり、作品によって担当を変える場合もある。
コンピュータゲームでのゲームデザイナー
コンピュータゲームにおいてもゲームデザイナーと名乗る時は上記と大差なく、
主に画面上には現れないパラメータの変動や判定計算式を設計することを主な作業とすることになる。
家庭用ゲーム機の開発現場においては、
専任のゲームデザイナーはプランナーが担当する新規ソフトウェアの立案とは切り離された立場となる。
そのため、ゲームの本質的な質の部分であるゲームそのものの面白さを左右する立場でありながら、
専任のゲームデザイナーは重用されておらず、
ゲーム開発の現場においてはプログラマやプランナーと兼任することがほとんどである。
そのため、ゲームの企画立案を取り扱う(狭義の)プランナーや、
ゲームのストーリーを担当するゲームシナリオライターを含めてゲームデザイナーと呼ぶ場合がある。
また、開発内容を精査し指揮するディレクターや、内部設計を担当したプログラマが、
自らゲームデザイナーを名乗る例も存在している。