ブラックゲッターとは
OVA「真(チェンジ!!)ゲッターロボー世界最後の日ー」において物語中盤に登場するゲッターロボの一つ。
初代パイロット流竜馬が月に飛ばされた際、遺棄されていたゲッターロボ(OVA版では初代ゲッター、ゲッターG共に複数存在している)の一機を強化・改修したもので、ゲッターロボの最大の特徴である分離変形(オープンゲットとチェンジゲッター)機能を外している分ゲッター1より能力が高い一人乗りとなっている。ゲームスーパーロボット大戦では条件を満たせば3人乗ることができる。
ゲッターロボに比べより刺々しい凶悪なスタイルになっており、その印象に違わぬ流竜馬のワイルド過ぎる戦い方から視聴者に強烈なインパクトを与えたため、今でも根強い人気を誇る。
…なお、特徴的な黒いボディカラーだが、これは塗装ではなく大気圏に突入した際に機体表面が焼け焦げた結果という設定がある。このためファンからは焦ゲッターと呼ばれることもしばしば。
『ゲッターロボ大決戦!』におけるブラックゲッター
OVA版とは全く別の機体。全ゲッターロボのメンテナンス中に早乙女研究所が昆虫軍団の奇襲を受けたため、急遽出撃した一人乗りの護衛用ゲッターロボ。
頭部と脚部は真ゲッター1、ボディはゲッタードラゴン、右腕はゲッター2のアームとドリル、左腕はゲッター號の予備パーツから成っている。
※身長38mのゲッター2と50mのドラゴンとは本来はパーツのサイズも違うはずなのだが、何故か同一のサイズとなっている。
防衛用の急造機のため、マントはあるのに空は飛べず、ドリルはあるのに地中に潜れない(ステータス的には移動力も低い)とバランスは悪いのだが、そのパワーは侮れず、搭乗者にもよるが戦闘能力は最新鋭機にも匹敵する。OVA版同様に口のあたりはシャッターで覆われており、ゲッタービームの発射口はそこにある(額から撃つという説もある)。
必殺技は右腕のドリル攻撃「ドリルロックバスター」、敵の懐に飛び込んでの連続攻撃「暗黒乱舞」等。
なお、このゲームで主人公がゲッターに乗るには、ゲッターの合体テストのフライトシミュレーターを成功させなければならないのだが、合体機能のないブラックも例外ではなく、しかも、真ゲッターロボと同じ難易度Aのテストに合格する必要がある。