私と同じ時代に生まれたのが、お前の失敗《ミス》だ
はじめに
実在する作家・辻村深月氏をモデルとしている。
このタグは棲み分けとしては不十分なため、新たに提案された新米エージェントを使用することが推奨される。
プロフィール
名前 | 辻村深月(つじむら・みづき) |
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年齢 | 不明 |
誕生日 | 不明。モデルとなった作家と同じであれば、2月29日 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
血液型 | 不明 |
好きなもの | 不明 |
嫌いなもの | 不明 |
異能力 | きのうの影踏み |
CV | 高橋李依 |
概要
『文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人VS,京極夏彦』に登場する人物の一人。
内務省異能特務課・配属2年目の新人エージェントで、政府から特A級危険異能者に指定されている殺人探偵こと綾辻行人の管理と監視、非常時の抹殺を主な職務としている。
本編に登場する坂口安吾は上司にあたる。
青緑色の髪をポニーテールに結い上げ、濃いグレーのスーツに白シャツ、首にスカーフを巻いた細身の女性だが、射撃も格闘術もトップクラスの成績で試験をパスしており、作中では一回り大きな体格の男性を蹴り倒すなど随所で高い身体能力を発揮している。
愛車は英国から手間を掛けて取り寄せたシルバーのアストンマーティン。
本人曰く「周りからは、ミステリアスな女で通って」いるらしいが、監視対象の綾辻には良いように扱われており、「未熟でがさつなトラブルメーカー」とまで言われている。同時に長所は「若くて吸収が早い」と評価され、探偵助手のような役回りで多くの事件とその解決を目の当たりにしてきた経験が力を発揮することも。
5年前、囹圄島の連続殺人事件の共犯者17名の1人として母親が綾辻の異能で事故死させられている。綾辻が母を異能で殺したことは当時から突き止めており、特務課のスカウトを「綾辻という探偵に近づけるのならば」と引き受け、希望通り綾辻探偵事務所へ配属された。
担当を自ら志願した理由について、綾辻、或いは事故死を免れた真の黒幕に対して復讐したいのかは判らないと結論を出せずにいる。しかし、「本当に殺人者だったのか」「事故死する前はどんな様子だったのか」など、疎遠だった母親についての真実を知りたい気持ちが根底にある様子。
異能力
能力名 | きのうの影踏み |
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解説 | 「影の仔」と呼ばれる奇妙な異能生命体を操るとされているが、実際には命令を聞くことはなく、いつ姿を現し、誰を攻撃するのか判らない。 |
「影の仔」は、普段は影の中に隠れており、ほとんど確かな形は持っていないため、目を凝らしてもはっきりとした姿は見ることができない。山羊の角のようなものを持っている二足歩行の獣であること、黒い鎌のようなもので攻撃することだけが辛うじて判っている。
母親の死をきっかけに発現した後天的な異能力で、そのおかげで特務課からスカウトされた。「母の忘れ形見」「母親からの贈り物」だと周囲から言われている。
関連人物
監視対象。また、業務の監督や彼の外出時の運転・護衛、助手のような役回りも受け持っており、非常時には彼を抹殺する任も帯びている。
……が、彼には召使いのように良いように使われがちで、メイド服を着せられそうになったり、トラウマになるような調教をされたりしている。
組織の上司。指導員でもあるためか、辻村は上司である彼を「坂口先輩」と呼んでいる。
関連タグ
綾辻行人(文豪ストレイドッグス) 京極夏彦(文豪ストレイドッグス)
外部リンク
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以下、文豪ストレイドッグス外伝の重大なネタバレを含みます
実は「きのうの影踏み」は本人の異能ではなく、同姓同名の母親「辻村深月」の異能力。
自立動作型の異能であり、彼女から与えられた「娘の辻村深月が殺そうとしている対象を、その直前に殺せ」という命令を忠実に守っていた。
作中で綾辻の異能によって影の仔は潰されたが、何年か経てば元の大きさに成長するとのこと。本編の白鯨のように、既に影の中で復活しているのかもしれない。
母親の辻村深月は、年齢は40~50で、右耳には小さな古傷がある。娘の方の辻村深月の色素の薄い瞳は母親譲り。
元は異能戦闘のスペシャリストであり特務課のエージェントだった。が、それ故に敵を作りすぎてしまい、一線を退かざるを得なくなったため、殺す対象だった綾辻に対して「生存を保証する代わりに自らの死の偽装の協力」を要請した。
結果、彼によって囹圄島の連続殺人事件に合わせて事故死したように偽装され、現在も極秘で特務課の地下図書館で生き続けている。また、「決して表に出ず特務課を取り仕切る影のボス」として、局長補佐を務めている。
また、外伝作での関わり繋がりで『劇場版文豪ストレイドッグスDEAD APPLE』にて中原中也をサポートする人物として登場する。