はじめに
このキャラクターは実在する作家・綾辻行人氏をモデルとしている。
このタグは棲み分けとしては不十分なため、新たに殺人探偵というタグが提案された。
プロフィール
概要
綾辻探偵事務所という事務所を開いている私立探偵であり、日本政府による危険異能力者リストのトップに立つ特一級異能力者の一人。希少性の高い絶対的真実に基づいて発動する異能を保有している。
本来であればマシンガンを装備した警備部隊に囲まれた鉄格子に押し込まれ厳重監視されている身分だが、政府に協力するという条件のもと自宅兼事務所での軟禁及び建物外からの24時間監視まで拘束が緩められている。
しかし、少しでも政府に反抗したり政府からの協力依頼を拒否・失敗したりすると射殺命令が下ってしまう。その際に射殺を実行するのは彼の監視係である辻村深月の模様。
人物
性格は頭脳明晰で冷酷でドS。しかし、猫を飼い愛でたり、自分の異能力により事故死しそうだった辻村を事故死させないため自らの命をなげうって特務課の監視を逃れ逃走するなど、気を許したものに対しては優しい一面も持っている様子・・・・・が、普段は非常に口が悪く、よく辻村を弄る・揶揄う等翻弄させている。
基本的に探偵事務所が入っている建物内には監視カメラが設置してあり、さらに建物の周囲を狙撃手が24時間監視している。
なので許可のない外出及び単独での外出行動は禁じられている・・・・・・が、本人は監視カメラを片っ端から破壊したり逆に利用したりして監視の目をくぐり抜け、度々抜け出している様子。(そのせいか政府は建物内部からの監視は諦めた)
容姿(画像右)
癖のあるくすんだ金髪に金色の瞳。薄い色のレンズの遮光眼鏡をかけ、上はイエローオーカーをベースに襟とエレポットが赤いデザインのジャケットを羽織り、朱色ベースのチェック柄の縁取りの入った白シャツと灰色のニットベスト着用、くすんだ橙色のチェック柄のニッカポッカズボンにベージュのブーツを履きキャスケットを被っている。手には煙管と、自身の異能と同じ題名の作品に登場する主人公そっくりの人形を携えている。
人形は彼のもう一つの趣味で、蒐集はもちろんの事、地下室で自ら製作もしている。
因みに(ネタバレ注意)
綾辻はAnotherの異能としての強力さ故に、多くの異能犯罪者を屠ってきた特務課のエージェントであり娘と同姓同名の辻村の母、辻村深月に殺されそうになったことがある。(娘の方は母が特務課のエージェントであることを知らない)
しかし彼女は敵を多く作りすぎていたため、綾辻に生命の保証をする代わりにある事件で彼女の事故死を偽装することを依頼した。
それを受けた綾辻は事故死を偽造。
彼女は特務課のエージェントとしての表舞台から姿を消して異能特務課局長補佐(綾辻曰く、特務課を仕切る影のボス)となり、綾辻は特一級異能力者として政府に協力すること及び監視生活を受け入れた・・・・・・が、まさか何も知らない娘の方が母親と同じ特務課のエージェントとなって監視員として自分のところに転がり込んでくるとは思っていなかった様子。
母曰く「ああ見えて、娘は一度決めたら頑固だから」。
異能力
能力名 | Another |
---|---|
解説 | 殺人事件の犯人を見抜くと、必ず犯人が事故死する |
様々な確率を飛び越えて標準的に死を与えるため、予防もキャンセルもできない。だからこそ危険であり、内務省異能特務課による24時間監視が行われている。筆頭は新人エージェント・辻村深月。
この異能力ゆえに『殺人探偵』『凍った血の死神』などと呼ばれている。実際、感情のこもっていない声で淡々と事件を解決する場合がほとんど。本人の性格も影響しているのだろうが・・・。
また、作中で犯人を事故死させる際に、口に笑みを浮かべて対象が恐怖する様を間近で楽しそうに眺めるシーンがあることから、自身の異能で他人が死ぬことに対してあまり何も思っていないのかもしれない。