概要
年を取った鼠が妖怪に変化したもの。伝承によって様々な性質を持つ旧鼠が確認されており、人を害する者から、天敵であるはずの猫を育てた個体などがいる。
また、正体の一つとして人間とにゃんにゃんした鼠が千年経つとなるとも言われる。(小さい鼠がどうやって人間とにゃんにゃんするかは謎だが。)
随筆翁草によれば名古屋に旧鼠が出現して、家中の油を舐め尽くし、見張りの猫を噛み殺した。人々はここから『窮鼠猫を嚙む』という諺を生み出したそうである。(旧鼠の名前は古い鼠と窮地に陥った鼠の語呂合わせに由来するという説もある。)
ぬらりひょんの孫に登場する旧鼠
CV:子安武人
奴良組系「旧鼠組」組長で、浮世絵町の歓楽街で暗躍するネズミ妖怪である。
星矢という源氏名でホストクラブのナンバーワンとして振舞っているが、それは餌にする娘を得るためにすぎない。
自己中心的で狡賢い性格のため、組ごと破門させられた過去を持っている。
奴良組次期総大将の座を奪うためにゆらとカナを人質にとり、リクオに三代目襲名を放棄することを要求した。しかし、奴良組の返り討ちにあい、最期は覚醒したリクオの「明鏡止水・桜」で焼き殺された。