さーかす
さーかす
概要
さーかすとは『BanG_Dream!』に登場する戸山香澄と山吹沙綾の百合カップリング。
ともに花咲川女子学園高校の一年生で、同じクラスに在籍しているほか、バンド『Poppin'Party』にて、香澄はボーカル&ギター、沙綾はドラムを担当している。
暴走気味の香澄を沙綾がフォローしており、クラスメイトからも「香澄をどうにかできるのは沙綾しかいない」という認識を持たれている。また、有咲からも「沙綾は香澄に甘すぎる」と言われている。
原作小説では引っ込み思案な性格で友達のいない香澄が、机の上にあった落書きをきっかけに定時制に通う謎の人物「サアヤ(山吹沙綾)」と机の上で交換日記をはじめ、この時間が香澄にとって自分の気持ちを打ち明けられる唯一の時間となる。「Yes! BanG_Dream!」の歌詞は二人の卓上のやり取りから生まれた。
アニメ版では、入学初日の香澄が最初に出会い、最初に友人になった人物で香澄がバンドを組むことを決めるまでは二人で行動することが多く、バンド組むことを決めてメンバーを集めている際も、結成前の『Poppin'Party』を見守っていた。
アニメ版のシリーズ構成・脚本を務める綾奈ゆにこ氏も二人の関係性を大事にしており、2期第2話で誰も読み解けなかった香澄のスケジュール表を瞬時に解読した沙綾のシーンに対してツイッターで「香澄の最初の友達はさーや、大事にしたい」とコメントしている(2019年2月10日のツイートより)。
この二人の関係は『BanG_Dream!』の原作小説、アニメ版の双方において重要な要素となっており、香澄が沙綾を『Poppin'Party』に引き入れるまでの物語が本作のメインストーリーの一つともいえる。また、『Poppin'Party』の楽曲には二人が関係している内容が多く「Yes! BanG_Dream!」は小説版で香澄と沙綾が共に作詞しており、「教室の机の上に刻まれたキミの夢」など小説版の二人の関係性を暗示させる要素がある。「STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜」や「八月のif」はアニメ版の二人にとって重要な役割を持っている。また、「走り始めたばかりのキミに」は小説版にて沙綾が作詞作曲をしており、彼女のみた『Poppin'Party』と香澄の姿が歌詞に現れている。さらに、「1000回潤んだ空」は制作スタッフから「沙綾のことを歌った曲」と言われており、香澄に出会って変わった沙綾の心情を歌っている。
また、「Yes! BanG_Dream!」→「STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜」→「走り始めたばかりのキミに」の順に変化していく「走る」と「キミ」のワードも原作小説の二人を知っていると、また違った楽しみ方ができる。