概要
「ファイナルファンタジー8」に登場する敵モンスター(兵器)。
X-ATM092,通称「ブラック・ウィドウ」はガルバディア共和国が開発した機動兵器。
ブラックウィドウ=「クロゴケグモ」の異名の通り漆黒の装甲に四足歩行で地を這うように進む蜘蛛の如き兵器である。
強力な光線兵器を搭載しているほか、自己修復装置も搭載されており、機体の損壊が進むと機能を一時停止し、機体の修復を行う。
スコール達が参加したSEED認定試験、ドール解放作戦においてガルバディア軍が投入し、目標の電波塔から撤退するスコール達の追撃に使用され、執拗な攻撃を仕掛けてくる。
この敵に限ってはシンボルエンカウント式でバトルになるので、触れないように逃げればいいだけなのだが、あらぬ所から急に飛び出してきたり高跳びしたりするので結構怖い。ストーリーのかなり序盤で戦うことになる上、自動修復機能という要素、「30分以内に海岸に行く」という時間制限までついているので、初見では倒せないと勘違いする人も多かったはず。
実際倒さなくても逃げ切ることは可能……というか、逃げ切った際にムービーイベントが挿入されるため、逃げ切るのがゲーム的には正規の攻略法であると思われる。この時のムービーはなかなか一見の価値あり。緊迫感と焦燥感に満ちた燃えるシーンである。
だが、自動修復できる回数には限度があるので、何度もHPを0にすればそのうち倒せる敵である。その場合SEED認定試験結果にボーナスが付く。これを達成するには、まずゼルの力が必要不可欠であろう。
また逃走中にパブに逃げ込むことでやり過ごすことも可能。あまり格好良くないのは否めないし、当然と言えば当然だが試験結果に泥を塗ることになる。またここでやり過ごして行くとビーチですでに残骸と化しているため、脱出ムービーも見られない。
この敵を倒さなかった場合はビーチに爆破された残骸が残るが、倒していた場合は何も現れない。
なお、後々のサブイベントでこいつの量産型を2体(シュネルアインス号とシャルフツヴァイ号)けしかけられる。その結果は「足場が悪いせいで2体とも崖から転がり落ちて戦闘にならない」というなんとも残念なことになるのだが。