CV:近田和生(Boogiepop Phantom) 、宮内敦士(第2作目)
概要
MPLSの探索が任務の合成人間。表向きの仕事は探偵。
原作および『Boogiepop Phantom』ではイケメンといった感じで、第2作目ではハードボイルド映画が似合いそうな中年の姿をしている。
「岸田一朗」の名で寺月恭一郎の身辺調査中に、寺月の建てた病院に入院中の霧間凪に出会い、何度か言葉を交わし、後の彼女の生き方に大きな影響を与えることになる。
MPLS保有者だが“進化”により死にかけていた彼女を救うため統和機構の施設から薬品(人間の進化を促すもので、凪に投与することで相殺できた)を盗み出し、彼女の命を助けるが、スケアクロウ自身は反逆者としてモ・マーダーに殺害された。
死の間際にブギーポップと出会い、衣装を譲った。ブギーポップのマントはこれが由来。
彼の死後、隠れ蓑として使っていた探偵事務所は霧間誠一の著作権等の管理事務所として、凪が借りている。
凪がメサイヤ・コンプレックスになったのは彼が「正義の味方になりたい」と語った事が大きく、「ブギーポップ」の名も今際の彼がその姿を見て「不気味な泡みたいだ」と語ったことによる。
来生真希子は彼が凪に投与した薬を自ら投与したことで進化、連続猟奇殺人を引き起こした。
この件で末真和子も猟奇殺人のターゲットにされそうになっており、これが犯罪心理学や他のシリーズでの事件に関わる性分につながっている。
同じ統和機構の合成人間ピジョンは淡い恋心を抱いており、彼を殺害したモ・マーダーへの憎しみを真希子に利用されて死亡した。
アニメ『Boogiepop Phantom』では如月真名花の能力によって凪の身辺を「岸田一朗」の名で探っていた瞬間の彼が復活。記憶をなくしながらも凪と邂逅するが、マンティコア・ファントムに乗っ取られてしまい、最後は再びブギーポップと邂逅、記憶を取り戻し、マンティコア・ファントムを道連れにする形で消滅した。また、オープニングアニメーションでは藤花や凪と同等にメイン扱いされている。