概要
STADIAはGoogleのデータセンターネットワークを駆使して大容量の通信を実現する。
商用のクラウドゲームサービスといえば,ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下,SIE)の「PlayStation Now」や、NVIDIAが展開する「GeForce NOW」といったものが国内でもサービス中だが、そうした既存サービスと,STADIAは何が違うのかというと、最大の違いはGoogleが世界中で展開しているデータセンターネットワークを利用してサービスを展開するという点にある。基調講演に登壇したGoogleのCEOである、スンダー・ピチャイ氏の説明によると、Googleのデータセンターは200以上の国または地域に設置されており、そうしたデータセンター同士を専用のネットワークで接続することで,インターネットに大量のトラフィックを流すことなく高速通信を行えるようになっている。
日本での今後の展開は不明。
20日午前の東京株式市場では、グーグルが年内にゲーム配信サービスを始めると発表したことを受け、任天堂やソニーの株価が一時4%以上下落した。「(テレビに接続する)据え置き型や携帯ゲーム機を手掛けるメーカーの業績に与える影響が懸念されている」(銀行系証券)という。