健太郎くんは健太郎くんなんだから健太郎くんスラッシュなの・・・。
概要
初登場時は中学2年生、現在は19歳。明るく天然でセンスが変な女の子。良く言えばおおらかで天真爛漫、悪く言えば電波。心の中に悪い感情がないため(例えるならアラレちゃん)、それが魔王継承の資質になっていて、異世界の魔王ガイに誘拐されて七代目魔王リトルプリンセスにされてしまう。
幼馴染で恋人の小川健太郎によって救出されて脱出するが、その後は保護して魔王として擁立させようとするホーネット派と殺して魔王の力を奪おうするケイブリスに追われている。
現在は魔王化を抑える効果を持つ果実ヒラミレモンを食べることで、魔王化を抑え込みつつ、健太郎と共に魔王から元の人間に戻れる方法を探して、旅をしている。…と書くと暗くなりがちだが、本来の前向きな性格で異世界の冒険を楽しんでいる。
覚醒こそしてないものの感情を爆発させただけで地形を変える強力な力の持ち主。魔王として覚醒すれば世界最強クラスの魔人ケイブリスを一蹴する力を持つ。必殺技は「消えちゃえボム」。
「鬼畜王ランス」では正史と性格がまったく違い、ごく普通のおとなしい真面目な性格。異世界の冒険を楽しんでいる正史と違って、魔王にされてしまった現在の状況を悲嘆しており、魔王名で呼ばれると露骨に嫌悪を示すほど嫌がっている。
正史ではランス1(ランス01)に初登場。セクハラ(スカートめくり)をしようとするランスに瀕死の重傷を負わせるイベントが用意されている。
戦国ランスで再登場。魔人ザビエルの使徒式部に重傷を負わされた健太郎を魔血魂(ノスの物)で魔人化させて復活させる。健太郎を助けるためとはいえ、彼を魔人にしてしまったことにショックを受けて一時期逃亡して行方をくらまし、その間、健太郎がいない孤独に苛まれ自暴自棄になり、さらにヒラミレモンの効果が切れて魔王に覚醒しかけて多数の犠牲者を出してしまう。さらにランスをかばったシィル・プラインを氷漬けにしてしまった。演出のためとはいえ、このことがファンからの怒りを集めることになってしまった。
別ルートである山本五十六ルートでは、魔王化しかけた自分の前に立ちはだかった五十六を見て人間の心を取り戻し、自分自身を攻撃することで五十六を自分の攻撃から守り、その後の健太郎の説得で魔王化を回避した。物語の最後ではザビエルの魔血魂を初期化させる。
RanceⅩ-決戦-では山に籠っていたところを、捜索に来たランスに健太郎共々保護される。保護にしに行くのが間に合わないと、ケイブリスに先に見つけられてしまい、健太郎を人質にとられて、自分を殺していいから健太郎くんを殺さないでとケイブリスに恭順の意を示し、捕らえられて殺害、ケイブリスが魔王になるバッドエンドになる。
他にもマエリータ隊に拉致されて、ケイブリスに引き渡され、魔王化を抑えるヒラミレモンを敷き詰めた部屋に監禁されて、ケイブリスから長期間に凌辱や暴行を受けるという悲惨な目に合う。だがケイブリスに凌辱されるイベントCGがないこと、救出時に通常の立ち絵(ケイブリスに凌辱されている間に美樹の衣服はぼろぼろになって裸のはずなのだが、何故か通常どおりの立ち絵である)のため、ケイブリスから長期間凌辱暴行を受けたという悲惨さがまったく伝わってこない。
また美樹が魔王に覚醒することでバッドエンドになってしまうルートがいくつか存在しているため、ファンからは厄介な存在、歩くゲームオーバー要因として嫌われてしまうことになり、人気投票も50位以内にランクインできなかった。人気キャラになる要素を持ちながら、演出やフォロー不足で、反感を持たれてしまった扱いの悪いキャラクターである。
物語の終盤にヒラミレモンで抑えていた魔王の血が抑えれなくなるが、ランスに魔王の血を継承させ、念願叶って元の人間に戻れた。そして同じくランスによって魔人から人間に戻された健太郎と共に故郷の世界に帰還する。