ヒョウじい
わのくにおおおやぶん
概要
ヒョウジイとは、マンガ作品ONEPIECEの登場人物であり、ワノ国の大監獄である兎丼に捕まっていた囚人である。
現在はかなり小柄で、鼻水を垂らしたりやたらと腰の低さの目立つ小市民的な人間として描写されていたが、どうもこれは二十年にも及ぶ長い牢屋暮らしにより、心身共に疲弊したことが原因であるらしく、時おり男気の有る筋の通った態度を見せることがあり、決して見た目通りの人間ではない。
人物
ヒョウジイと言うのは牢獄の中での通称であり、その長く過酷な牢屋暮らしの所為で小さく小柄な体格をしているが、その反面、囚人たちからは広く慕われている様であり、看守を務める百獣海賊団の戦闘員達から苛烈なしごきを受けると、囚人全員から辞めるように哀願されていた。
登場初期は、重労働に対する配給の少なさに涙する。看守たちの暴力に怯える。と言った小市民的な態度が目立っていた。
しかし、ルフィ太郎が分けた食料を食べていた際に、牢獄のルールを破ったとして拷問とも言える程の暴力を受け時には、決してルフィに食料を分けられたことを口にせず、看守に殴られながらも、ルフィが分けてくれた全ての食料を平らげることでルフィの仁義に対して報いる。
それ以降、監獄内にてルフィと行動を共にするようになる。
正体
本名を「花の豹五郎」と言い、ワノ国のヤクザを一手に取りまとめていた大人物。
過去にはいわゆるアンコ型のしっかりとした体格をした武人であり、ゾロの様な豪剣で鳴らした剣士であったと発覚する。
当然、覇気の扱いにも長けた凄腕の戦士であり、二十年前にはカイドウからスカウトを受ける程の武人であった。
その過去から、仁義と情に厚い人物であり、本来であれば理不尽な暴力や不条理な権力には屈しない、気骨のある男であったが、二十年前にそう言う男達がカイドウ達の手によって殺されたことと、二十年にも及ぶ監獄生活の中にあって心が折れていたことから、前述の小市民的な性格になってしまっていた。
そんな中、ルフィに恩義を感じたことで、ルフィにワノ国では流桜(りゅうおう)と呼ばれている覇気の技術を伝授し始める。