銀河系
ぎんがけい
我々の太陽系の属する銀河(小宇宙)。直径は推定8~10万光年程で、数千億個の恒星を含む。
概要
「天の川銀河」とも呼ばれ、その名の通り天の川の正体のようなものである。
その名称からも分かる通り、地球人類による主観的な名称の元で生み出された名前であり、「銀河系」とは銀河そのものの代表的な存在として普通名詞に近い名前が使用され、「天の川」という名前も地球から見える銀河系中心部の星の密集地帯の帯状の部分があたかも天に流れる大河のように見えることからつけられたものである。
この銀河は「局部銀河群」と呼ばれる銀河群(複数の銀河が集まった集合体単位)の一部である。
この銀河群には隣接する「アンドロメダ銀河」も含まれる。アンドロメダ銀河も我々の銀河系とよく似た姿をした渦巻銀河であり(最近の研究では、銀河系は上記したように「棒渦巻銀河」とされているため、厳密に言うと少し違う)、そして銀河系より大きい(大体直径22~26万光年、局部銀河群最大の銀河)。
実は銀河系も局部銀河群ではアンドロメダ銀河の次に大きいとされ、この銀河群内・近辺にはより小さな(我々が未発見のものを含む)銀河が多数存在するとされる。
銀河群や、より大きな銀河の集合体である銀河団は、更にそれらが集合した「超銀河団」を形成している。この局部銀河群も、「おとめ座超銀河団」と言われる超銀河団に属している。この超銀河団も銀河フィラメントなどのより大きな集合体の一部である。
小さな銀河はより大きな銀河の周囲を公転するとされ、伴銀河と言われる。銀河系にも大マゼラン雲やおおいぬ座矮小銀河などの伴銀河がある。