概要
銀河の集団としては、2個から50個の銀河によって構成される集団を「銀河群」と呼ばれるが、50個から数千個の銀河によって構成される集団を「銀河団」と呼ぶ。
有名な銀河団としては、我々の住む銀河系が属する「おとめ座銀河団」や「かみのけ座銀河団」が存在する。
なお、銀河団が更に集まったものを「銀河クラウド」、それらが更に集まったものを「超銀河団」、その超銀河団が更に集まったものを「銀河フィラメント」（または「グレートウォール」）と呼ぶ。グレートウォールに至ってはその大きさは数億光年から100億光年規模に達する。
おとめ座銀河団はケンタウルス座グレートウォール（仮称）内のおとめ座超銀河団の中に含まれる。
これらの銀河集合体は宇宙における天体として最大規模に達するものであり、これを越える単位としては今のところ「（地球から）観測可能な宇宙」（約930億光年）か宇宙そのものである。なお宇宙そのものは無限とも、10^10^10^122（単位不明。グーゴルプレックスプレックスを更に上回る桁数であり、あまりに巨大な数なので最早その単位がミリメートルだろうが光年だろうが誤差の範囲というレベルのため）の大きさとも言われる。
