概要
「運命」という言葉が好きなストーカー少女。口癖は「デスティニー!」。CV.三宅麻理恵
実は第1話からこっそり出番はあったが本格的な登場は第2話より。
陽毬を救うために必要な「ピングドラム」を苹果が持っているとプリンセス・オブ・ザ・クリスタルから命令された晶馬と冠葉にストーキングされる。
だが苹果自体、晶馬と冠葉の担任教師である多蕗桂樹の住むマンションの床下に潜むストーカーだった。
とある偶然から陽毬と偶然出会って友達になり、それを契機に高倉家に出入りするようになる。晶馬の事を最初は鬱陶しがっていたが……。
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小説版
第9話までのネタバレを含みますので閲覧には注意して下さい |
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ストーカーの理由
毎月20日は大切な人と一緒にカレーを食べる「カレーの日」という風習が荻野目家にはある。
「運命日記」は亡くなった彼女の姉・桃香が遺した単なる日記でしかない。
苹果が多蕗にストーキングするのは、多蕗が桃香と恋仲だった事に起因している。
桃香を失った事で両親の仲は険悪になり、苹果は「私がお姉ちゃんにならなければならない」という強迫概念に陥っていた。
しかし多蕗には時籠ゆりという女優の婚約者が居た。
多蕗に対する「プロジェクトM」なる計画を立ている。
このMは「マタニティー」のM……つまり多蕗の子を妊娠することだった(それを聞いた晶馬は「マッドネス(狂気)」だと反応している)
父が再婚相手にプロポーズして新たな家庭を作ろうとする光景に偶然出くわしてしまったり、多蕗がゆりとの婚約を発表した事で追い詰められる。
高倉家との出会い
苹果が多蕗とカレーを食べる為に向かったらゆりが先に居て、そこでのメニューがカレーだった為に逃げてきた所をペンギン三号にぶつかってしまい、そこで陽毬と出会って高倉家に招かれる。
陽毬を救う為に必要なピングドラム(運命日記)を陽毬から奪うべく尾行していた冠葉と晶馬は逆に驚くが、冠葉はむしろ好機とみて晶馬を苹果に張り付かせる。
それ以後、基本的に陽毬との関係は良好。一緒に料理したりしている。
だが別人格のプリンセス・オブ・ザ・クリスタルには罵倒されている。
また「陽毬がいつも笑ってる向こうに隠してるもの」についても勘付いており、それにみてみぬ振りをしている晶馬を非難した事もある。
一方、冠葉からは完全に「陽毬を助けるための日記を持っている変態女」という認識でしかない。
その為、冠葉は晶馬が上手く行かない場合は力づくで日記を奪う事も考えている。
晶馬との関係
日記目当てで張り付いてくる晶馬の事を、最初は苹果も鬱陶しがっていた。
また晶馬の方も苹果がストーカーである事は知っているので、決して良好ではなかった。
苹果が池に落ちた時に人工呼吸して助けられたという話を多蕗から聞いて彼にキスされたと喜ぶものの、実際に人工呼吸して助けていたのは晶馬だった。
また新居への引っ越しに晶馬をコキ使ったり、惚れ薬の材料となるタマホレマガエルの卵を産ませるべく晶馬を全裸にひん剥いて一夜を過ごしたりしていく。
多蕗やゆり、苹果の母などの大人には、晶馬と苹果が付き合ってると解釈されてしまう。
そして父の再婚や多蕗の婚約発表で追い詰められた苹果は最後の作戦として、晶馬を連れて睡眠薬入りのモンブランを多蕗に食べさせて逆レイプしようとする。
だが晶馬によって寸前で止められ、逃げ出した後に晶馬と口論になってしまい彼から「きみは、僕が今まで会ったどの女の子よりも、心が真っ黒だ!」と言われてしまう。
その直後、逃げだそうとして姉の運命日記をバイクのひったくりによって引き裂かれた上、その直後に車に跳ね飛ばされた彼女を庇った晶馬が事故にあってしまう。
この時、小説版では晶馬のことを「大事なともだち」と独白している。晶馬が今まで苹果の運命だった姉の運命日記と同列に心配する存在になった事を伝えている。
だがその時の苹果には泣きじゃくりながら電話越しで晶馬の事故の事を陽毬に伝えることしか出来なかった……。