古代ローマ人がグレートブリテン島を征服し、属州ブリタンニアとした際、島の原住民をブリトン人と呼んだ。語源は不明である。
ブリトン人は中欧からグレートブリテン島に渡ったケルト人の一派と考えらえ、「大陸のケルト」に対し「島のケルト」とも呼ばれてきた。
しかし、現在では遺伝子情報により、「島のケルト」と呼ばれている人たちがフランスやスペインからブリテン島に渡ったのはヨーロッパ大陸と陸続きだった紀元前9,600~7,500年頃というケルト民族成立のはるか昔で、繋がりは無いのが分かっている。
450年頃、グレートブリテン島からフランスのブルターニュ半島に、ブリトン人の一部が海を渡って移住した。