概要
フランス北西部にある、大西洋に突き出た半島。多くの崖やリアス式海岸、岬のある入り組んだ海岸線を持つ。
半島には丘陵が多く、あまり工業化されておらず、牧畜や農業が盛ん。
フランスで最も漁業が盛んな地域で、ブルターニュ産のオマール海老(ロブスター)は最高級とされる。
450年頃、ブリトン人(フランス語でブルトン人)がグレートブリテン島から渡って来て住み着いた。地名の由来はラテン語で「ブリトン人の地」を意味する「ブリッタニア」から。
なお、「グレートブリテン島」という名称はブルトン人が「グラン・ブルターニュ」(遠くのブルターニュ)と呼んだことに由来する。
移住当初にウェールズ人宣教師たち(ブルターニュ創設七聖人)が司教座を創設したため、ブルトン人は伝統的にカトリック教徒である。
ブルターニュとノルマンディーの間のサン・マロ湾にある小島「モンサンミッシェル」にはベネディクト会の修道院があり、カトリックの巡礼地となっている。