カードテキスト
エクシーズ・効果モンスター
レベル4モンスター×3
1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードのエクシーズ素材を3つ取り除く事で、
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。
●このカードのエクシーズ素材を5つ取り除く事で、
相手フィールド上のカードを全て破壊する。(OCG版/遊戯王カードwikiより抜粋)
概要
「漫画版ZEXAL」の登場人物の一人、サンダー・スパークが使用していた"ナンバーズ"。
サンダーと名がついてはいるが、電気ウナギや雷龍というよりはアロワナを連想させるモンスター。一応、一部でドラゴン・フィッシュと呼ばれることもあるので、ドラゴン族のイメージからは大きくはずれてはいない。
ある詐欺師の大事なネジ(知性ではなく良心的な意味で)の緩みを暗示させるハートランドラコや、カイトの家族への複雑な感情や失望感の爆発が反映されてしまっているダークマターとは違い、こちらは持ち主の決闘者として、まっすぐに戦おうとする意志や、アトラクションを純粋に楽しんでいる子どもたちと触れ合いたいが、うまく応えられないという素朴な悩みなどが映し出されたのか、漫画版のドラゴン族ナンバーズの中では比較的禍々しさが少ない風貌となっている。
素材を4体以上指定するエクシーズの先駆けともいえるモンスターで、エクシーズ素材3枚を使った際、モンスターの全体破壊などを行う効果などを持っていた。
登場当初はまだ使用可能であった「血の代償」と、ランク4エクシーズ素材になりえるカードのサーチに"ガジェット"との連携や、特殊召喚メタなどにたいして脆いが、展開力は侮れない"セイクリッド"との兼ね合いが危険視されたのか、ただレベル4モンスターを5体フィールドに出しただけでは、後半の効果を用いることができない仕様になっている。
このカードがOCG化されてから3年以上経過した後に登場したロンゴミアントが、多くの素材数を要求する効果を持っていながら、時折活用しているところを見るに、このカードに施した措置はあながち無意味ではなかったようである。
かつてはヴェルズ・ウロボロスやショック・ルーラーなどとともに、ランク4エクシーズの特殊召喚に特出したデッキなどに投入されていたこともあったが、制約こそあるが、素材数2枚でモンスターの全体除去が行えるヴェルズビュートなどの登場により出番が減少。
激戦区から一歩退いた漫画版発祥ナンバーズの1つ、ブラック・コーン号などとともに、環境の推移を眺めることとなった。
もっとも、投入の余地がなくなったわけではなかったらしく、ペンデュラム召喚が導入されて間もない頃に登場した、素材数縛りありの後出光天使モンスターとともに、素材数3枚のエクシーズのうちの1体として採用を検討されたこともあった。