概要
財前五郎とは、山崎豊子の小説白い巨塔の主人公である外科医。
人物
食道噴門癌を専攻し、食道・胃吻合術(2019年版では腹腔鏡手術)を得意とする外科医で、天才的な手術の腕前を誇る。それ故に野心を内に秘める自信家であり、一般の保険患者に対してぶっきらぼうな接し方をすることが多いため、同期の里見脩二や師である東貞蔵、病理学の大河内教授からはそう言った振る舞いをあまり良く思われていない。一方で、純粋な優しさを持ち合わせてもおり、実母の黒川きぬに毎月仕送りを送ったり、転勤する部下に料理を振舞ったり(2018年の漫画版)食事代を手術後におごるなど気遣いを見せ愛人のホステス・花森ケイコや佃をはじめとする医局員からの信頼は厚い。