レディ(デビルメイクライ)
れでぃ
概要
デビルメイクライシリーズの登場人物。
女性のデビルハンターで、悪魔の力目当てに自分の母を殺した父を追っている。
ロケットランチャー「カリーナ=アン」ほか多数の銃器を武器に戦う。
人物像
『3』では強気な性格。相手が悪魔だと分かるとすぐに銃を向けるという荒っぽい面もある。また自分自身に罪はないにもかかわらず、父親の凶行を「家族だから」という理由で命懸けで止めようとするなど使命感・責任感も強い。その姿勢は当初バージルが気に食わないという理由だけで戦っていたダンテに、別の戦う理由を与えた。
アニメ以降は自分を縛っていた使命から解放されたためか、3に比べて落ち着きのある性格となっている。また金銭に関してはよく言えば堅実、悪く言えばがめつい面があることが明らかになった。
各シリーズのレディ(ネタバレ含)
『デビルメイクライ3』
デビルハンターの女性。同作のヒロイン。 本名はメアリ=アン・アーカム。父親のアーカムと同じオッドアイを持つ(右目が青、左目が赤)。 母親の名前はカリーナで、レディの所有するロケットランチャー「カリーナ=アン」は母の形見である。
「レディ」という名は、ダンテに名前を尋ねられ「そんなものない」と名乗るのを拒んだ彼女を、ダンテが「レディ(お嬢さん)」と呼んだことから。後に父親と決別する際に「メアリという女はもういない」「私はレディ」と自分自身で名乗るようになった。
母親を悪魔の力を手に入れるための生贄としてアーカムに殺されており、その復讐のためにテメンニグルまで彼を追ってきた。デビルハンターになったのは、父を変えてしまった悪魔を滅ぼすため。ダンテも例外ではなく、当初は彼に銃を向けるなど敵意を剥き出しにしていた。
実はスパーダと共にテメンニグルを封印した巫女の一族の末裔であり、彼女の血が封印の鍵の一部となっている。このことはアーカムしか知らず、何も知らないレディは彼の嘘と演技によって最深部まで誘導され、意図せず封印解除の手助けをしてしまった。
利用されていたことを知ると、再びアーカムを追ってテメンニグルを上るが、道中でダンテと衝突。戦いの中で、スパーダ一族としての使命に目覚めたダンテの姿を見る。彼もまた家族のために戦っていることを知ると、カリーナ=アンと父親の始末をダンテに託した。
以降はテメンニグルの頂上で辺りを見回していたが、空からダンテに敗れたアーカムが落ちてくるのを見つける。瀕死のアーカムに「助けてくれメアリ」と命乞いをされるが、母と自分を散々苦しめてきた父の話を彼女が聞くはずもなく、拳銃でトドメを刺し、復讐を終わらせた。
その後、ダンテから「貸していた」カリーナ=アンを回収すると、彼と別れデビルハンターとしての活動に戻っていった。
アニメ
悪魔狩人として活動している。『3』以降もダンテとは親交があるようで(本人曰く腐れ縁)、手に負えない悪魔がいるとダンテに依頼しに来る。ダンテに多額のお金を貸しているらしく、仕事を回す際は返済あるいは仲介料と称して報酬の大部分を巻き上げている。
『デビルメイクライ4』
魔剣教団に獲物を横取りされたことがきっかけで、フォルトゥナが悪魔の研究や魔具の収集を行っていることを調べ上げ、その動向調査をダンテに依頼した。『4』小説ではレディ自身もフォルトゥナに向かったことになっており、住民の避難を手伝っていた。
なお依頼の報酬は例によってほんのわずかであり、トリッシュに悪態をつかれていた。なお『5』ではダンテがネロに「DevilMayCry」のネオンサインを送ったことになっているが、『4』小説によるとその手配をしたのはレディらしい。
スペシャルエディションではプレイアブルキャラとなった。カリーナ=アン、ハンドガン、ショットガンを武器に戦う遠距離タイプで、敵を一切寄せ付けない戦い方ができる。ただし魔人化ができず(代わりにバーストアタックと呼ばれるゲージ技がある)、被ダメージが他のキャラよりも大きいため、高難易度では慎重な立ち回りを要求される。