前田藤四郎(刀剣乱舞)
まえだとうしろう
刀について詳しくは→前田藤四郎
プロフィール
「前田藤四郎と申します。末永くお仕えします」
粟田口吉光作の短刀。藤四郎兄弟のひとり。前田家に伝わる。
平野と同じく警護につくことが多く、女性の寝所にいたこともあって気遣いはかなりのもの。
勝敗よりも生きる方を主人に優先してもらいたいと思っている。
(キャラクター設定文より)
容姿
左画像:通常衣装 右画像:内番衣装
前下がりボブヘアのおかっぱで、ケープマントと粟田口揃いの軍服を纏った少年。
内番の衣装は藤四郎兄弟揃いのデザインを基本としつつ、ケープマントを羽織り半ズボンで襟元のリボンは黄色となっている。
胸元と帽子には藤の花をイメージした飾りを付けており、マントの内側にも藤をデフォルメした柄が入っている。藤の花言葉には「決して離れない」「優しさ」「あなたを歓迎します」「陶酔する恋」「佳客」「忠実」「至福の時」「ようこそ美しき未知の方」などがある。
平野藤四郎とは、「服装や装飾など以外は良く似ているという設定」である。
共に前田家に縁ある来歴であるためかと思われる。間違えて刀解または錬結をしないように注意。
服装や装飾以外での違いだと前田藤四郎の方が、髪の色が明るめ、前下がりのボブ、前髪は円弧のパッツン、目尻はキリッとしている、などがある。
服装や装飾の違いも絢爛図録の解説を見ないと気付かない細かい部分も含んで多々ある。
キャラクターの紋も「前」と「平」の文字の部分以外は同じである。このゆるい手書き文字は二人の幼さを表現しているとのこと。
キャラクター像
出逢って二言目から「末永くお仕えします」と審神者に言ってくれるほど忠心深いキャラクター。
主である審神者の呼び方は「主君」。
性格は柔和で心優しく礼儀正しい。平時は主君や仲間を気遣う紳士的な忠臣であるが、戦場では凛々しい戦士となる。ステータスとしては短刀の中でも平均的。
内番の手合せで一期一振とペアを組ませると他の藤四郎兄弟達と同じく特殊会話が発生する。
公式設定集の刀剣乱舞絢爛図録のキャラクター設定文では、女性の寝所に居たこともあり気遣いはかなりのもので主君には勝敗よりも生きる方を優先してほしいと思っていることが記されている。
ゲーム内でも、彼の台詞には生命や平和を気にするものは多く、審神者の身体を心配するものもある。
前田家のお姫様は病弱だったので、そこから影響されているキャラクター設定なのかもしれない。
心優しい彼であるが、戦闘ではとても凛々しく勇ましい男前な武人。隊長にした戦場では「焦らずに、見定めなさい」「皆、心を合わせてかかりますよ!」と頼もしく指揮する姿があり、敵の攻撃を受けて負傷してもタフな台詞を発して意志の強さが削がれることなく立ち向かっている。
自身の窮地での発動となる真剣必殺でも「主君のために!」と発して敵に刃を向ける。
彼の刀剣破壊の台詞は全刀剣男士の中でも屈指の男前っぷりと忠心深さを見せている。
当然ながら心折れたり茫然とする刀剣男士も多いなかで、死に際であっても主君への守りを諦めない意志強さには涙する審神者も居ると思われる。
ゲーム内でのレアリティは低いが、ドロップでの出逢いの言葉から刀剣破壊の最期の言葉まで主君想いな心にとても溢れている刀剣男士なので、大切にしたい臣下の内の一振りである。
語感から勘違いされやすいが、刀帳説明の「末席に座する」とは謙遜の意味であり末っ子を指す言葉ではない。とはいえ、藤四郎兄弟の順列については現状では公式設定が出ておらず不明なので可能性としては含まれる。
正月ボイスでは、年末年始は忙しかったらしい審神者と仕事を片付けている風であった。有能な近侍といった感じで大人びた雰囲気。審神者が休むと床を整えようとしてくれる放置ボイスも踏まえると仕事風景が目に浮かぶようで本当に良く出来た近侍である。
長らく、審神者の呼び方は判明しているのに一人称は不明である珍しいキャラであったが、リリース一周年記念ボイスによって一人称が「僕」であることが判明。
一周年記念で浮足立っている本丸で自分くらいは気を引き締めねばとしていた。
正月に働いていた風の台詞も一人だけで、記念日でもこの反応なので、責務には生真面目な面があるようだ。
審神者就任一周年ボイスでは新任の頃に言及してくれるので、初鍛刀などで彼と長く連れ添った審神者には感慨深くなるだろう。
また余談ではあるが「鳥の声を聞いていました」という台詞から同家に伝わる天下五剣・大典太光世(おおでんたみつよ)の存在を窺い知ることができる。
2016年8月に大典太光世が実装され、彼と一緒に出陣すると回想を見ることができる。
第1話から登場。作中本丸の4振目として顕現している。大人びて礼儀正しい一方で年相応に兄弟たちと遊んだり、第4話Bパートでは買い物を頼まれたが「酒」ではなく「鮭」を買ってしまったりとうっかりさんな面も見せた。第3話では粟田口短刀兄弟とEDを担当している。
余談
2016年5月1日の刀剣乱舞上海イベントにて、入江玲於奈氏は前田藤四郎をどのように演じているかと質問された際に、「前田藤四郎はこんなに可愛いビジュアルをしていますが、中身は王子様なんですね。前田にとって主というのはお姫様みたいなもので、その中で少しおっとりした部分もあるのが前田の良さであり、それが世界で一番かっこかわいいと思っています」と答えている。
また、入江玲於奈氏は平野藤四郎と前田藤四郎の性格の違いに関して、「主がつまみ食いをしたら厳しく怒るのが平野で、前田の方は主のつまみぐいを見たら「しょうがないですね」と許しちゃう甘さがある」と例えていた。
極
2016年7月26日のアップデートで「極」が実装。
レベル60以降、四日間の修行を経ることで極の姿になることが出来る。
前田藤四郎の様子がいつもと違うようだ。
「主君、ぜひ、聞いていただきたいことがございます」
前田藤四郎が修行に旅立ちたいようです。
修行に行かせますか?
▶はい(前田藤四郎極の頁に飛びます)
いいえ
関連イラスト
↓このように、容姿が似ている平野藤四郎と一緒に描かれることが多い