ボツワナとは、アフリカ南部に位置する内陸国である。首都はハボローネ。
概要
元イギリスの保護領であったが、1966年に独立。その後国内で世界最大規模のダイヤモンド鉱床が発見され、現在では世界屈指のダイヤモンド産出国として潤っている。
最貧国が集中するアフリカでは珍しく中所得国に分類され、政治的にも非常に安定している。
ダイヤモンドによる税収を教育分野に集中したことで、国民の識字率等も比較的高い。
周辺諸国が資源を活かしきれず逆に紛争の火種にしてしまう中にあって、理想的とも言える資源の運用と優れた統治能力によって急成長を果たしたことから、「アフリカの優等生」とも称されている。
一方で世界最悪レベルのエイズ(HIV/AIDS)感染率という問題を抱えており、一時は国民の感染率が四割に達し、平均寿命が50代半ばまで落ち込んだこともあった。多大な国家予算を投じた対策の結果、現在は感染率、平均寿命ともに改善してきているものの、未だ予断を許さない状況である。