概要
体長 6.8~8.4cm
尾長 4.4~5.4cm
体重 夏は14~20g 冬眠前は34~40g
見た目
目の周りが黒く、頭から背中まで一本の黒い線がある。尻尾まで黒い線は続いていない。(個体によっては尻尾までつながっているように見えるものもいる。)
生息地
本州・四国・九州・隠岐など
食性
ガやアブラムシなどの昆虫・サラサドウダンやリョウブなどの花・アケビやサルナシなどの実・トウヒの種子・ズミの枯れ枝の樹皮などを食べる。
ガなどの虫は、頭をくいちぎってから羽や触覚をとって食べる。
名前の呼ばれ方
ニホンヤマネは様々な呼び名が存在する。
- コオリネズミ(氷鼠)
- ヤマットウシ(山氷子)
- ヒネズミ(火鼠)
- シネネコ(死寝鼠子)
- ナマケネズミ(怠鼠)
- ノロ(鈍)
- キマワリ(木回り)
- キネズミ(木鼠)
- ヤマリス(山栗鼠)
- ヤマネズミ(山鼠)
- トウミンネズミ(冬眠鼠)
- キブスマ(木衾)
- コバンギ(小判疑)
- キスゴ(木鼠子)
- マリネズミ(毬鼠)
- タマネズミ(玉鼠)
- コダマネズミ(小玉鼠)
- キノコダマ(茸玉)
- リスネズミ(栗鼠)
- ハツカネズミ(二十日鼠)
他にも色々な呼ばれ方がある。
葉の裏にいるアブラムシをスケーターのように移動して探すことから「森のスケーター」とも呼ばれる。
生態
主に樹上で生活をしている。
長野県・山梨県のヤマネは、目の周りの黒い毛(アイシャドウ)が細く。和歌山県では広い。
冬眠期間の地域差によって、ヤマネの体色は茶色(冬眠期間が長い)や灰色(冬眠期間が短い)。体色は地域差も影響している。
冬眠について
ヤマネは冬眠する時に巣をつくってその中で冬眠する。(地域によっては、木に空いた小さな穴を利用する。)
主な巣の材料は、樹皮や鮮苔類。