ビッグドーザー
びっぐどーざー
概要
『救急戦隊ゴーゴーファイブ』第46話「火を吹く消防ロボ」に登場する人型消防ロボ。頑丈な体を活かし危険な現場に突入し、両手、胸部からの消火剤で鎮火する。
ライナーボーイとは異なり人工知能は搭載されていないが、「敬礼の際に右側に傾く」という愛嬌ある動作(プログラムミスと思われる)で巽ショウに気に入られ、「ビッグ」という愛称を付けられた。また開発には消防局に所属していたナガレが関わっている。
ショウが航空隊に所属していた際は現場までの輸送を担当することが多く、それもあってショウからは「仲間」として親しまれていた。
46話にてショウ、ナガレと再会。上記の特徴的な動作は「任務に支障は無い」ということでそのままにされている。
しかし災魔カードをすべて使い切ってしまった呪士ピエールによって魔力を注入され巨大化、大暴走をする。
ピエールの「能力反転カード」の影響か、消火とは逆に両手からの火炎放射や胸から発射する砲弾でビクトリーロボを苦しめる。だがラダーボンバーの連続とウィンドミルラダーを受け機能が低下し、人間大へと戻り一見落着となった。
―--と思いきや解析の結果、その体は既にサイマ獣と化しており、現在の技術では元に戻すことができないと判明。いつ暴走してもおかしくない状態であり、ナガレと消防局の判断により解体処分が決定する。
ナガレ「ビッグは心の無いただの機械だ。安全のためには解体するしか」
ショウ「科学者ってのはそんなに冷たくなれるのかよ!」
反発したショウによって連れ去られるが、サイマエネルギーの影響で再び暴走。躊躇なく親子を襲おうとした。
身を挺して親子をかばったショウだったが、そのサイマ獣その物である姿にショックを隠せずに立ちすくんでしまう。そこに駆け付けたナガレが、ショウに語り掛けた。
ナガレ「ビッグは俺達消防の大事な仲間だ。その仲間にこれ以上破壊をさせるわけにはいかない!」
科学者としての立場から非情に徹してきたナガレであったが、開発者の一人としてビッグと関わってきたその想いはショウと同じだったのだ。ナガレの言葉を受け、ショウもビッグを止めるために再び立ち上がる。
その後はピエール、インプスと共にゴーゴーファイブと対決。その最中、タンクローリーを攻撃しようとしたため、ゴーブルーとゴーグリーンに妨害されるが、躊躇なく攻撃した。
覚悟を決め、ビッグにVマシンガンの銃口を向けるショウとナガレ。その脳裏に浮かぶのは、消防局時代に仲間として共に戦った記憶だった。
ショウとナガレの悲痛な叫びと共に放たれたVマシンガンの銃撃を受け、破壊されてしまった。