精霊戦士スプリガン
1991年:PCエンジンスーパーCD-ROM2でリリース。
2008年7月1日:Wiiのバーチャルコンソールで配信中。
2020年3月19日発売予定:PCエンジンmini(全機種)に収録。
魔法と精霊の世界ジュラを舞台に、精霊甲兵スプリガンを操りブライズバラ帝国の野望を阻止するために戦う。
ゲームシステムも「アレスタ」シリーズを踏襲しており、テンポのよいゲームバランスである。ショットのパワーアップも多彩で、精霊球を組み合わせて強力なショットを撃つこともできる。
また、ハドソンキャラバンシューティングのキャラバンモードテイストなチャレンジモードが搭載されていて、本編よりはチャレンジモードで熱くなった方も多いはず。
尚、精霊甲兵スプリガンは「スプリガンマーク2」で、意外なところに登場している。
スプリガンマーク2 リ・テラフォームプロジェクト
1992年 PCエンジン スーパーCD-ROM2でリリース。
2009年1月13日からWiiのバーチャルコンソールで配信中。
2020年3月19日発売予定のPCエンジンmini(全機種)に収録。
”天暦”と呼ばれる遥か未来の地球と火星を舞台に、主人公グレッグは可変攻撃型アームドアーマー(AA)”スプリガンマーク2”(ゲーム序盤はバーソロミュー)に乗り込み、地球を再地球化しようと地球連合軍に反旗を翻した火星軍と戦う。
縦スクロールの前作とは違い、左右振り向きの出来る横スクロールシューティングになっており、演出的にもゲーム中の会話シーンもガンダムチックな演出でガンダム世代のプレイヤーに魅了させている。
最終ステージボス後のマービィとの最終決戦は難易度を最高難易度であるSUPER HARDにしないと見ることができないので注意。
アームドアーマーと呼ばれるメカと”天暦”と呼ばれる時代を舞台にしたシューティングゲームは、ほかにも「武者アレスタ」がある。
スプリガン(機体)
A国の試作AAで、火星で発見された火星古代文明の遺跡の石像を参考に両肩部に兵装用ジェネレータを搭載することで、既存のAAでは単機で運用が出来なかったバニシングバスターなどの高出力火器の運用が可能となっている。
火星での最終調整時に3機とも強奪される。
その汎用性の高さから強奪後に火星軍により大型AAのコアとして使用されたり、有線式オプションのプラットフォームが増設されている。
主人公のグレッグが駆るAAスプリガンマーク2は、戦闘の状況に応じてバニシングバスターやシールドなど多種多様の武器を換装できるアームドアーマーである。
マーク2はテストのために火星に運ばれた3機のスプリガンと違い、月面でフレーム以外を組みなおしたものとなっている。
月面での攻防戦にて火星軍に奪われることを防ぐため、被弾により爆発寸前のバーソロミューに乗るグレッグが通信を受け取ったことで彼に向けて射出、巡航形態のマーク2へとそのまま乗り移った。その後は乗機を失った為に継続して使用することとなった。
可変機構を持つが、巡航形態用の部品を人型への変形時に投棄するため、再度巡航形態への変形は出来ない。
武装パックはステージが進むごとに種類が増えていき、次のステージではどの武装で挑むか楽しみ方はいろいろ。
ステージ開始時とコンテニュー時にのみ選択できるため、選択は重要。
最終ステージには量産型スプリガンであるスピリッツが登場する。
こちらは可変機構は無く、マーク2より素のスプリガンに近い構造となっている。
スプリガンパワード
1996年 スーパーファミコンでリリース。ナグザット(現:加賀電子)により販売。
こちらも横スクロールシューティング。スーファミ末期の作品のため、出荷数が少ない。
レンダリングされたメカが滑らかに動くのが魅力。
精霊球を取ることでサブウエポンが使える上に、チャージショットで強力な精霊攻撃が発動。
また、独自のシステムに”リスキーテク”ボーナスがあり、当たり判定すれすれで敵の弾を避けることで、ゲームクリア後に回避した回数でボーナスがもらえるというもの。
後の弾幕系シューティングかすり系統のシステムを先取りしている。
難易度は、上記の2作品に比べて高め。
時系列は、1作目「精霊戦士スプリガン」と2作目「スプリガンマーク2」の間に位置する外伝的な話。
アーケード用に「超獣機スプリガンパワード」がコンパイルで開発されていたが、未完成。