概要
cv.岡咲美保
ヒロインであるラフタリアと同じく、メルロマルクでは珍しく亜人と人間が差別なく共存しているセーアエット領のルロロナ村の出身で彼女と同じ10歳。
村にいた頃は何不自由なく、ラフタリアやキールと共に暮らしており、亜人の信仰対象でもある盾の勇者といつか出会い、お嫁さんにしてもらうことを夢見ていた。
しかし、本編よりしばらく以前の時期に発生した最初の波でセーアエット領は壊滅。ラフタリアが両親を魔物に食い殺された様に、彼女も家族が行方不明となる。
海に突き落とされたことで奇跡的に助かったラフタリアと合流し、生き残った村人たちと共に村の再建を図るも、今度は暴徒化したメルロマルクの騎士たちの襲撃を受け、ラフタリアやキール、その他多数の亜人たちと共に奴隷として売り飛ばされてしまう。
その後は三勇教徒にして亜人差別主義者である貴族イドル=レイビアに購入され、彼の残虐な趣向によってラフタリアと共に酷い拷問を受ける日々を送る。
ラフタリアから、「いつか故郷に帰って、あの旗を掲げよう」と励まされたが……
イドルの拷問を受け続けた果てに、ついに拷問に耐えきれなくなり衰弱死してしまう。
遺体はぞんざいにも放置され、ラフタリアが尚文たちと共に、メルティ救出のためにイドルの屋敷に殴りこんだ時には白骨化していた。
原作・漫画では、ラフタリアの傍で死亡したことになっているが、アニメでは逆にラフタリアが売られた後で死亡しており、白骨遺体となった彼女を見たラフタリアがその事実を知って激しい悲しみに暮れる描写となっているため、リファナの死がより悲劇性を増した形となっている。
だがラフタリアの励ましもあってか、死後もなおその手には、ラフタリアがボロ布とつまようじのような木の棒で作った小さな旗が握られていた。
アニメ版だとその後、盾の勇者と共に旅をしているラフタリアに羨望を寄せ、それを逆にラフタリアから自慢げに話したりと、生前と変わりなく他愛のない会話を交わす。最後はずっと見守っているとラフタリアに告げ、消えていった。
因みに円盤3巻の特典4コマ漫画では幽霊になった姿で成長前のラフタリアの様子を見ていて、彼女の世話をしている盾の勇者を見て「お父さん」と勘違いした。
その後、ラフタリアの両親と同様ルロロナ村の跡地に遺体は埋葬された。
視聴者からはその愛らしい姿と、悲劇的な最期を迎えたこともあって、生存ルートを求める者もいたというが………。