人柱

ひとばしら

人柱とは、人身御供の一種であり、人を捧げものとする行為。

もしかして→ひとばしら

概要

人柱とは、自然災害や戦乱から大規模建造物を守るため、捧げものとして生きている人を埋めたり、水中に沈める風習のことである。

城の建造に際して人柱を埋めたという伝説の残る場所が多々あるが、後に証拠が発見された場所も、伝説が誤りであったことが判明した場所もある。

柱と呼ばれる為「人柱を立てる」という表現がされることもあるが、別段「人を柱に見立てる」という意味合いは一切無い。

「他人のために犠牲になる」というニュアンスから、創作ものでは目的を果たすための材料に人間を使う場合に、彼らを揶揄する表現としても使われている。→鋼の錬金術師　 NARUTO

クソゲーである可能性が高いという前評判のゲームソフトをあえて覚悟の上で購入してプレイする者をこう呼ぶこともある（クソゲーハンター）。こうした者達が各掲示板や自サイトで書くレビューはある意味多くの人を楽しませてくれる面もある。

試用版のアプリケーションソフトや、ノーブランドのPCハードウェアなどを使う人のことをこう呼ぶ場合もある。

いずれにせよ、これらの使い方は他者のために自身が犠牲になる、という意味合いだけを抜き取っているが、元来の人柱は「進んで」犠牲になるという意味合いは特に内包されていない。