バイオリンとの比較
ヴィオラはバイオリンと形や構え方が類似しているため、しばしばバイオリンと混同される。そんな存在感の薄い楽器であるが、高音部(バイオリン)と低音部(チェロ、コントラバス)とをつなぐ大事な役割を担う楽器である。
ビオラの本体のサイズはバイオリンより一回り大きく、音程は1オクターブ程度低い。またバイオリンが鋭くはっきりした音を出すのに向いているのに対して、ヴィオラの音は丸みがあり柔らかい。
バイオリン独奏曲やバイオリンとピアノの協奏曲は数多く作られているのに、ヴィオラの独奏曲やヴィオラとピアノとの協奏曲は数少ない。
弓の長さはヴィオラよりもバイオリンのほうが長い。