リングフィットアドベンチャー
りんぐふぃっとあどべんちゃー
概要
WiiFitやFitBoxingなどの流れを汲むSwitchのフィットネスゲーム。
「リングコン」という専用のコントローラーを使用し、リングを押し込んだり伸ばしたりする力がゲーム中の動作に反映される仕様。
従来のフィットネスゲームと大きく異なる点として、フィットネスをしながら敵を倒してストーリーを進めるアドベンチャー形式となっていることが挙げられる。
道中の移動は自身の足で行う必要があるのはもちろんのこと、モンスターとの戦闘にはスクワットやヨガを用いたり、回復アイテムを作る、果てにはUIの操作にもリングコンで筋肉を使う必要があり、ストーリーを進めながら楽しく筋トレが出来る仕様となっている。
また、ストーリーは公式サイト曰く1日30分程度プレイ×3か月でクリア想定らしく、この手のゲームにありがちなストーリーが短いという欠点もない。(というよりぬるい設定にでもしない限り長時間プレイが体力的にできない)
運動強度もかなり高く、「リアルスタミナ制ゲーム」だの「これを監修した奴はドS」だのと、プレーヤーからは(愛の交じった冗談交じりの)恨み言が飛び交っている。
リングコンを使う仕様上、SwitchLiteではプレイできないので注意。
登場人物
主要人物
- 主人公
リングフィットアドベンチャーの世界に来てしまったプレイヤー自身。体格(ゲーム内では「性別」という表現は用いられていない)・肌と目の色を変更できる。
異世界に来た直後で戸惑っている最中、聞こえた声に騙されドラゴの封印を解いてしまった。
リングとシンクロしたことにより、エクササイズの判定に応じて髪の毛が燃えるようになる。
手を抜いたり間違った姿勢のエクササイズをすると燃えず、モンスターに与えるダメージも減るので正しい姿勢を心がけよう。
- リング(CV:新祐樹)
リングの形をした旅の手助けをしてくれる相棒。フィットネスの際には「汗が輝いてるよ!」「キレッキレ!」など励ましの言葉をかけてくれる。ゲームを進めるとドラゴに奪われた彼の力が戻っていき、プレイヤーに有利な要素が増えていく。
- ミブリさん
プレイヤーに動きのお手本を見せてくれるキャラクター。プレイヤーと一緒に疲れたり、時にはお祝いしてくれたり、たまに話を聞いていなかったりと愛嬌が多い。
- ドラゴ
筋骨隆々の黒いドラゴン。リングの昔の相棒で今作の悪役。元々は貧弱なドラゴンだったがコンプレックスにより自身を過度な筋トレで追い込み、闇のオーラを纏うドラゴンとなってしまった。
シングレットを着たマッチョな雄ドラゴンという、特定層に刺さるデザインで海外人気が高い。
リングと彼の会話などで過去に何があったのか人物像が掘り下げられていく。しかしどうにも思わせぶりな会話や文脈が多い。あの……任天堂さん、これ全年齢対象ですよね?
街の人々
- ダンナ
よろず屋を経営する旦那。少し頼りなく、ハニーには頭が上がらない。
- ハニー
よろず屋のダンナの奥さん。
- スパルタ隊長
スポルタ王国の軍隊長。魔物に太刀打ちできない若者を憂いているが、本人も大事な局面を主人公に任せて戦わない。
- ハシリナ
ランニングでアンチエイジングを行う美女。アンチエイジングとはと突っ込みたくなるくらいの年齢詐欺。
- ミコ
アメフラスの雨をやますために祈りを捧げている巫女。誰かに似ている?
- スーパーキッズ
オババ様が将来を見込んだキッズたち。ゲーム対決をすることになる。
- ツクロス
飛行船を作ることができる技術者だが、魔物に壊されてしまう。
敵
魔物
ドラゴが放った魔物たち。筋トレアイテムのような姿をしているものが多い。それぞれに色違いや上位種がいることがある。
- ホップ
一番始めに出会う小さな一つ目の魔物。時々疲れて行動しない。
- ケトベル
ケトルダンベルをモチーフにしていると思われる。のんびりしており、攻撃までの間が微妙に長いため、腹筋ガードのペースが崩されてしまう。
- ステッパ
長い足で攻撃してくる一つ目の魔物。
- ダンベルガニ
ダンベルのような蟹。非常に高い攻撃力を持つが、行動に1ターンの予備動作がある。
- ヨガマッタ
ヨガマットのような魔物。他の魔物を回復させる能力があるため、真っ先に倒さないと延々戦いが長引く。
- シェルメット
ヘルメットから目が除く貝のような物体。謎のレーザーを打つ。
- バランスゥ
バランスボールの姿をしている。オババ様のお気に入り。
- チアバード
チアリーダーの鳥。他の魔物を呼び出したり、味方の能力を上げることがある。
- シェイカムリ
シェイクのカタツムリ。吹き出す液体を浴びると、主人公のいずれかの攻撃属性の威力が上下するため、有利にも不利にもなりうる。
- ミニドラゴン石像
ドラコの姿をした石像。目が光ると主人公の攻撃属性のいずれかの威力が低下する。
マスター4
もともとは尊敬されるスポーツマンたちであったが、ドラゴに闇の部分を見いだされてしまう。
- アッシリーナ
脚力自慢の美女。一位に拘るあまり、師匠であるハシリナの忠告も聞かず、ドラゴに見いられてしまった。
- ジョー・ワン
上半身が異常に発達している巨体の男。語尾を溜めてから話すくせがある。正々堂々とした勝負を好み、自身が負けた際にはドラゴの命に背いてリングに能力を返したこともある。
- フッキンリー
シックスバックの割れたイケメン。変装の天才であり、登場時は必ずモブに化けている。実はマザコン。
- オババ様
マスター4のリーダーで、各筋肉のバランスが取れた老婆。リングからは「妖怪」だの「オバケ」だの散々な呼ばれ方をしている。子供達が楽しく筋トレを行えるよう「ゲームランド」を建設した。