概要
声:辻新八
マカオとジョマの部下の一人で、普段はシルクハットにタキシードの中年男といった風貌で、ヘンダーランドサーカスの団長を務めている。しんのすけとは、彼が無断で入ったサーカスのテントにて出会う(この時にお互いに名前を名乗る。)。
じゃんけんのグーをモチーフ、隻眼でグーの形をした義眼をはめている。嗅覚に優れるが、水が苦手で泳げない。当初はしんのすけを君付けで呼んでいたが、後に「しんちゃん」と呼ぶ(この時彼から「馴れ馴れしい」と言われた)。彼の事を「食ってやる」と言っていた(実際に出来るのかは不明。)。
単なる操り人形に過ぎない状態であったトッペマの人形劇を見せ、しんのすけを丸め込み追い出すつもりであったが、目を離している間にしんのすけによりトッペマのぜんまいを巻かれてしまい、トッペマを救出されてしまった。
正体である狼男の姿を現し追いかけるが、トッペマに魔法のトランプで石にされてしまう。この時魔法を使ったのは人間ではないトッペマだったため、効き自体は弱かった(後にマカオとジョマに元の姿に戻してもらうが、その時に二人から「油断して石にされた癖に!」、「私達が石化を解かなきゃ石のままだったのよ。」と罵倒された。)。
結末
後にヘンダーランドで捕らえたひろしをHの文字の入ったシャツに変えて自身で着ていた。
ひろしとみさえを助けるため、夜も押し迫るヘンダーランドに潜入したしんのすけの前に第一の刺客として立ちはだかる。
トランプの力でチンチン電車に変身し、その場をやり過ごそうとしたしんのすけを用意しておいた汽車で追跡するも、最期にはしんのすけ達の策とトッペマの登場によって、水中に落ちて溺れてしまう。
溺れた際にぬいぐるみの姿となってしまいランニングシャツと共に水に浮かんできていた(後に魔法が解け、ひろしが元の姿に戻って救出された。)。
余談
チョキリーヌ・ベスタ同様彼も魔法で作られた人形だと伺える。
狼に変身する時に衣服が全滅しており、上述のシャツに変えたひろしを着ていた時には彼のイニシャルであるHが書かれている事から早めにわかる。