概要
声:辻親八
マカオとジョマの部下の一人で、普段はシルクハットにタキシードの成人男性といった風貌で、ヘンダーランドサーカスの団長を務めている。しんのすけとは、彼が無断で入ったサーカスのテントにて出会い、この時にお互いに名前を名乗っている。
能力など
正体は狼男であり、普段は変身能力で人間の男に化けている。
狼だけあって嗅覚に優れるが、水が苦手で泳げない。また、幹部の中では変身能力以外では魔法を使っていない。
彼はじゃんけんのグーがモチーフであり、隻眼で左目は瞳の部分がグーの刻印をした義眼をはめており、更に紫色のモノクルを着けている。登場した当初はほぼ左目を閉じていたが、後にヘンダーランドで再度対峙した際には、既に隠す必要が無くなったためか人間・狼男どちらの姿でも左目を開けている。
劇中にて
当初は勝手に立ち入り禁止のテント内に入ってきたしんのすけを君付けで呼んで(若干しんのすけのペースに振り回されながらも)丁寧に応対するなど、紳士的かつ大らかな物腰ですぐに彼と打ち解けていた。
単なる操り人形に過ぎない状態であったトッペマの人形劇を見せ、しんのすけを丸め込み追い出すつもりであったが、目を離している間にしんのすけによりトッペマのぜんまいを巻かれてしまい、トッペマを救出されてしまった。
トッペマによって正体を暴かれても尚も丸め込もうと「しんちゃん」と呼ぶものの、彼から「馴れ馴れしい」と言われ拒絶されると、変身を解いて凶暴な本性を現した。この時に彼の事を「食ってやる」と言っていたが、実際に出来るのかは不明。
正体である狼男の姿を現し追いかけるが、トッペマに魔法のトランプで石にされてしまう。この時魔法を使ったのは人間ではないトッペマだったため、効果自体は弱かったようで後にマカオとジョマに元の姿に戻してもらった。その後の幹部召集時にしんのすけからトランプを取り戻す役割を買って出るも、二人から「油断して石にされた癖に!」「私達が石化を解かなきゃこの世の終わりまで石のままだったのよ」と罵倒され却下されている。(尤も、同じ幹部のチョキリーヌと同じく、既にしんのすけに顔を知られているという事情もあったのだが)
結末
後にヘンダーランドで捕らえたひろしをHの文字の入ったシャツに変えて自身で着ていた。
ひろしとみさえを助けるため、夜も押し迫るヘンダーランドに潜入したしんのすけの前に第一の刺客として立ちはだかる。
トランプの力でチンチン電車に変身し、その場をやり過ごそうとしたしんのすけを用意しておいた汽車で追跡するも、最期にはしんのすけ達の策とトッペマの登場によって、水中に落ちて溺れてしまう。
溺れた際に元のぬいぐるみの姿となってしまい、ランニングシャツと共に水に浮かんできていた。シャツの方は直後に魔法が解け、ひろしが元の姿に戻って救出された。
魔法でス・ノーマン・パーに変えられていたゴーマン王子や、後にスゲーナスゴイデスのトランプの魔法で倒された際に人形へと変わってしまったチョキリーヌ・ベスタのように、クレイ・G・マッドの正体も同じぬいぐるみで、マカオとジョマの魔法で生み出された存在だったと思われる。
その他
テレビアニメスペシャル『クレヨンウォーズ』にて、しんのすけと祖父の銀之助じいちゃんが訪れた和風バーにて、放送当時までに公開された劇場版キャラクターと共にゲスト出演している。カードゲームに興じているマカオとジョマの背後にて、後ろ姿ではあるがクレイ・Gは狼男の姿で登場している。
関連イラスト
関連タグ
クレヨンしんちゃん、クレヨンウォーズ、マカオとジョマ、チョキリーヌ・ベスタ、ス・ノーマン・パー、野原しんのすけ、トッペマ・マペット