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クレヨンウォーズ

くれよんうぉーず

アニメ『クレヨンしんちゃん』のTVスペシャルのひとつで、『STARWARS』のパロディ。
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概要編集

1997年10月10日の『クレヨンしんちゃん』TVスペシャルで放送された『STARWARS』のパロディ作品。

DVD「クレヨンしんちゃんスペシャル6」「ぶりぶりざえもん ほぼこんぷりーと(上巻)」に収録。


原作漫画にも同じく『STARWARS』をネタにしたパロディ編『スペースアドベンチャー キャプテン・しんちゃん』があるが、内容は大きく異なる。


ストーリー編集

むかしむかし、ぎんがけいに

ひとりの5さいじがいた…


宇宙征服を企む悪の化身アーシク・セイダーは、ニンニク星の王女バーゲン・セイル姫を誘拐し、ニンニク星に伝わる秘宝「スーパーニンニクエキス」の在り処を聞き出そうとしていた。

セイル姫は捕らわれる直前、犬型ロボット・APUにSOSメッセージを託して彼を逃す。

北かすかべ星に住むさすらいの5歳児・しんのすけは空から落ちてきたAPUからSOSメッセージを受け取り、銀ノ介と共に姫の救出に向かうが……。


登場人物編集

括弧内は元となったキャラクター。

野原一家編集

実はマイ・ハウス・シップ(野原家型宇宙船)での旅行中、隕石の衝突事故によって離れ離れになり、さらに記憶を失った影響でそれぞれ他人として別々に暮らしていた。

しんのすけルーク・スカイウォーカー

北かすかべ星に住むさすらいの5歳児。突如落下してきたAPUと出会い、銀ノ介と共にセイル姫救出に向かう。

特殊な力を秘めており、南かすかべ星ではその力で追っ手のロボットを破壊した。

物語終盤、ライトセーバーを使ってセイダーとの由緒正しき決闘に勝利するも、セイダーの靴の臭いで本来の記憶を取り戻す。

戦闘力は10。ライトセーバーの色は黄色。

因みに声の人は本家の4作目(エピソード1)の日本語吹き替え版にて、アナキン・スカイウォーカーの少年期を演じている。


銀ノ介オビ=ワン・ケノービ

北かすかべ星に住む老人。しんのすけと共にセイル姫を美女と信じて救出に向かい、帝国軍宇宙船ではセイダーと由緒正しき決闘をするもデカぶりオの裏切りによって敗れる。

生ゴミカタメール」で固められ、燃えるゴミとして真空の宇宙空間に捨てられたものの、宇宙空間をさまよい続けた結果、物語終盤で偶然再びしんのすけの下に戻ってくる。

本来はしんのすけの祖父。戦闘力は不明だが、セイダーと長時間渡り合えるほどの実力を持つ。ライトセーバーの色は青。


アーシク・セイダーダース・ベイダー

悪者。スーパーニンニクエキスを手に入れてパワーアップし、全宇宙を支配しようとしている。

ライトセーバーの使い手だが、最強の武器は人を簡単に気絶させる悪臭を放つ靴(元ネタはフォースを使った首絞め。ちなみにちゃんとしたフォースも使える)。そのため、普段は悪臭を防ぐマスクをしている。

セイル姫を捕らえ、救出にやって来た銀ノ介と由緒正しき決闘をして勝利する。物語終盤、しんのすけと由緒正しき決闘をするも、スーパーニンニクエキスでパワーアップしたしんのすけに敗れ、マスクを壊されてしまい、奥の手の靴で反撃するが、マスクをつけていなかったため自滅。その直後、本来の記憶を取り戻す。

実はしんのすけの父親のひろしで、頭を打ったショックで記憶をなくすと同時に悪の心が目覚め、宇宙征服に乗り出したのだった。

戦闘力は500。ライトセーバーの色は赤。

初代の声の人は本家の吹き替え版には一度も出演していないが、2代目の声の人は5作目(エピソード2)以降の日本語吹き替え版でオビ=ワン・ケノービを演じている。


バーゲン・セイル姫レイア・オーガナ

ニンニク星の王女。セイダーに捕らわれ、助けを求めてAPUを宇宙空間に放出する。

SOSメッセージをホログラムで作ったが、自身を美化しすぎたせいで、しんのすけと銀ノ介にはAPUが駆け寄るまで気付いてもらえなかった上、真相が明らかになった後は大いに不満がられた。

何故かセイダーに捕らえられた時も王女であることに気付かれなかった。

本来はしんのすけの母親のみさえで、たまたまニンニク星に落下したことから王女として祭り上げられた。戦闘力は30。


APUR2-D2C-3PO

セイル姫に仕える犬型ロボット。姫のSOSメッセージと共に宇宙空間に放出され、しんのすけと銀ノ介に拾われる。

相手の戦闘力を計る機能があり、自身の戦闘力は20。

本来は野原家のペットの犬シロで、落下した惑星でそこの住民に改造されロボットになった。記憶を取り戻すと同時に犬に戻る。

名前の由来は『クレしん』の音響を担当する株式会社オーディオ・プランニング・ユー。


さんふらわ・ざ・ベイビージャバ・ザ・ハット

南かすかべ星の君主で巨大な赤ちゃん。宝石とイケメンが好き。悪者に巨大化させられ、住民に圧政を強いる理由づけに利用されていた。

しんのすけとセイル姫の子守唄によって元の赤ちゃんに戻り、そのままセイル姫に連れ出された。

本来はしんのすけの妹のひまわり。


銀河帝国編集

皇帝ダース・シディアス

銀河帝国の君主。ローブで顔を隠しており、その全てが謎に包まれている。

戦闘力は200で、セイダーよりは弱い。

実は「顔が恐い」という理由だけでセイダーに無理矢理皇帝役をやらされていたに過ぎず、野原一家が記憶を取り戻した後に「女房も待っておりますので」と撤収した。


帝国軍兵士(ストームトルーパー

銀河帝国の兵士。フェンシングの防具を着ている。


帝国軍提督ケンダル・オゼル

銀河帝国軍の提督でセイダーの部下。デカぶりオとキスさせられたりと損な役回り。

南かすかべ星の住人達との戦闘では要塞の自爆スイッチを狙う戦闘機を退けたは良いものの、勢い余って自分が自爆スイッチを押してしまい帝国要塞は自爆して崩壊し、慌てて逃げていった。


南かすかべ星編集

南かすかべ星の住人イウォーク

毛皮を着て原始的な武器を持っている原住民。一人がセイル姫に「刃物を人に向けるな!」とお尻を叩かれた(ま、『クレヨンしんちゃん』は子供・ファミリー向けアニメなので)。

事情を知らないまま、しんのすけとセイル姫に帝国要塞に直結する階段を教えたが、後に事情を知り帝国と戦う。


悪者(ビブ・フォーチュナ

本名不明。さんふらわを利用して南かすかべ星に圧政を強いている。

しんのすけとセイル姫を捕まえさんふらわと共に崖下に落とそうとしたが、さんふらわが子守歌で元のサイズに戻ってしまったため失敗。逃走を図るもベビーシッター部隊に成敗された。


ベビーシッター部隊(マンダロリアン

さんふらわの世話をする女性兵士。暴走するさんふらわに手で払われる、尻で踏まれるなどの散々な暴行を受けていたが、巨大とはいえ赤ちゃんであるさんふらわを気にかけるなど、根は善良。

さんふらわが普通の赤ちゃんに戻った際に悪者に利用されていたことに気付き、成敗。後に南かすかべ星の住人と協力し帝国と戦う。


美形隊

ベビーシッター部隊と同じくさんふらわの世話役となる5人組の男性。名前の通り全員イケメンなため、ベビーシッター部隊とは対照的に面食いなさんふらわから特にひどい目に遭わされることはないが、悪者の圧政に強いられているためか、笑顔が引きつっている(また、南かすかべ星の住人の一人が「この星の若くてかっこいい男の人はさらわれちゃうの」と説明する場面があり、おそらく彼らのことと思われる)。


その他の人物編集

レオナルド・デカぶりオハン・ソロ

高速宇宙船ヒレニコミ・ブリトン号の船長。何かとぶりぶりざえもんとか豚とか呼ばれる。

自称銀河系きっての宇宙海賊で、ストリートファイトでは負けたことがないらしい。

和風バー・ルーズソックスでしんのすけと銀ノ介に出会い、自慢の宇宙船をレッカー移動されかけたりスピード違反で捕まったりしながらもセイル姫救出に協力。

しかしセイダーが銀ノ介を圧倒したのを見て例の如くしんのすけたちを裏切り、帝国軍に寝返った。さらに皇帝に謁見してからはセイダーをも裏切り、皇帝の部下を名乗る。

皇帝の撤収後は第二代皇帝を勝手に名乗るが当然の如く、しんのすけ達にボコボコにされた。最終的には帝国要塞の自爆に巻き込まれ、「ぶひぃぃぃぃっっ!!」と叫びながら吹き飛んでいった。

戦闘力は-640

なお、中の人は本家の1作目の吹き替え版(日本テレビ版)にて、ウェッジ・アンティリーズの吹き替えを担当している。また、2作目の吹き替え版(テレビ朝日版)ではルーク・スカイウォーカーの吹き替えを担当している。


和風バー・ルーズソックスの客

ハイグレ魔王珠由良ブラザーズトッペマ・マペットマカオとジョマヒエール・ジョコマンと黒子忍者、ホワイトスネーク団戦闘員と、これまでに公開されたクレしん映画のゲストキャラが多数カメオ出演。他にも埼玉紅さそり隊ス・ノーマン・パーがチョイ役で登場している。



用語編集

括弧内は元となった用語。

大事なもの編集

ライトセーバー

「選ばれし者」しか使えない特別な武器。「由緒正しき決闘」に用いる。

刃の長さは持ち主の体力によって変わる他、同じライトセーバーでも使用者によって色が変わる。ライトセーバーの動作音は自分の口で言う。

しかし、その「由緒正しき決闘」はライトセーバーを股に挟んでぶつけ合うといういかがわしいもの。


スーパーニンニクエキス(デス・スターの設計図)

飲むとパワーアップする栄養ドリンク。主な効果として、ライトセーバーの刀身が長くなる。

セイル姫によってAPUの中に隠されていた。


惑星・地名編集

北かすかべ星(タトゥイーン

しんのすけと銀ノ介がAPUと出会い、セイル姫のSOSメッセージを受け取る。


和風バー・ルーズソックス(モズ・アイズリーの酒場)

しんのすけと銀ノ介が協力者を探しに訪れ、デカぶりオと出会う。


南かすかべ星(タトゥイーン、エンドアヤヴィン4

悪者に巨大化させられ、悪用されていたさんふらわが君主として君臨している。


ニンニク星(オルデラン

セイル姫の出身地。


帝国要塞(デス・スター

帝国の本拠地。南かすかべ星と軌道エレベーター(階段付き)で繋がっている。

惑星中央の溝の先には自爆装置が付いている。


メカニック編集

ニンニク星宇宙船(タンティブⅣ

セイル姫を乗せていたニンニク型宇宙船。帝国軍戦艦にカンチョーされた。


帝国軍宇宙戦艦(スター・デストロイヤー

艦首がカンチョーになっていて、ニンニク星宇宙船を後ろから突き刺した(その際、船員も思わず尻を押さえて悶えていた)。ブリッジは時代劇風のお城になっている。


帝国軍宇宙戦闘機(TIEファイターTIEアドヴァンストx1

コクピット部分に顔が描いてある。

(^o^)←こんな感じ


帝国軍のロボット(AT-STAT-PT

網タイツを履いたウサギ型ロボット。南かすかべ星でしんのすけとセイル姫を追い回した。


南かすかべ星の戦闘機(Xウィング

風間くんの機体には、要塞の自爆装置を押すためのピコピコハンマーが内蔵されている。


ヒレニコミ・ブリトン号(ミレニアム・ファルコン

デカぶりオの宇宙船。ラーメン屋台(とんこつ)に変形できる。

しんのすけとセイル姫が強奪して脱出に使った後、南かすかべ星で撃墜され、そのまま乗り捨てられた。


銀ノ介のエアバイク(X-34ランドスピーダー

しんのすけと銀ノ介、APUが銀ノ介の家から和風バーのある歓楽街まで移動する際に乗った。よく見ると尿瓶の形をしている。


両方に共通している声優編集

声優名スターウォーズクレヨンしんちゃん
森川智之オビ=ワン・ケノービ野原ひろし(2代目)、須毛駒志郎
矢島晶子アナキン・スカイウォーカー(少年期)野原しんのすけ(初代)

関連タグ編集

クレヨンしんちゃん

STARWARS スターウォーズ パロディ

クレヨン大忠臣蔵…パロディ系スペシャル作品のひとつ。

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