春日和泉守康綱

かすがいずみのかみやすつな

『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』のキャラクター。

CV：羽佐間道夫

概要

春日領を治める春日城の城主であり、春日廉の父親。

一国の領主としての威厳がある一方、大蔵井高虎との戦を前に逃亡した榊隼人佐晶忠をかばう寛大さや遠い未来からやって来た野原一家の話を受け入れるといった柔軟さも兼ね備えている。妻に先立たれ、息子も戦で亡くしているため、娘である廉を特に大切にしている。家紋は並び矢筈。

野原ひろしとの対話で、未来では戦国時代の痕跡はほとんど残っていないということを聞かされ、国を守るために命を懸けて戦ってもいずれは消え去る運命と戦いに空しさを覚え、高虎と廉の政略結婚を取りやめることを決断するが、それが高虎との戦争の口実を与えることになってしまった。

史実から見れば、大和朝廷に仕えた古代豪族・春日氏の子孫ともみなせる。

家臣の井尻又兵衛由俊が「岩槻の連中」と呼ばれる敵勢と戦っていることから、春日勢は岩槻城と鎬を削っている事が解り、その岩槻城はこの時代（天正2年）では小田原北条氏の城であったため、春日和泉守康綱は、北関東の覇権をめぐって北条氏と対立していた上杉謙信に属する武将だった事が示唆されている。