「2が10個と0が3つならぶ時(原作)/古い時代から新しい時代に変わらんとするある晴れた日(アニメ) 天から3つの光が降るであろう ひとつは暗黒の光 後の2つは小さな白い光 やがて 暗黒の光は 強大な力を持つであろう しかし2つの小さな白い光がひとつになる時 めっちゃ ごっつい力になるでぇ」
概要
単行本26巻収録の番外編。アニメは2001年に「エスパー兄妹今世紀最初の決戦!」として放送され、
2023年に映画『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』としてリメイクされた。
まんがタウン2023年9月号にてこの話の続編である「エスパー兄妹ふたたび」が掲載された。
こちらでは野原一家全員が白い光を浴び、エスパーとなり暗黒の光を浴びた議長に立ち向かうという内容になっている。
ストーリー
ある日、宇宙から謎の黒い光と二つの白い光が降り注いだ。
黒い光は会社をクビになった男に、二つの白い光はおもちゃの取り合いをしていたしんのすけとひまわりの身体の中に入ってしまう。
すると、二人は超能力者となってしまった。その頃、同じように光に当たった男は自分をリストラした社会に復讐するために町を破壊し始めた。
登場人物
メインキャラクター
白い光を浴びて正義のエスパーと化す。
しんのすけとひまわりの母。今作では本編よりも怒りっぽい性格になっており、しんのすけとひろしがとばっちりを食らっていた。
「エスパー兄妹ふたたび」では白い光を浴びたことで超能力となり、テレポートを使えるようになるが、まだ使いこなせていない為か服が付いてこないという欠点を持つ。
しんのすけとひまわりの父。悪のエスパーに勤め先である双葉商事を破壊されてしまう。
「エスパー兄妹ふたたび」では白い光を浴びたことで超能力となり、分身能力を身に着けるが、体力を消費する上にダメージや疲労が分身全員に伝わってしまうという欠点を持つ。
ゲストキャラクター
悪のエスパー(CV:うえだゆうじ)
暗黒の光に取りつかれてしまった中年男性(ひろしは「青年」と呼んでおり、年齢は20代後半から30代前半くらいと思われる)。本名不明。
リストラされた恨みを晴らすべく、一流企業から双葉商事をはじめとする三流企業を次々と破壊していく。超能力で皆を苦しめるが激怒したしんのすけとひまわりに倒され正気を取り戻した後は改心し、一からやり直すことを誓った。
アニメではしんのすけに撃退された後、推定身長400m級(曰く「父ちゃんよりデカイ」)の怪獣へと変貌し、野原一家を追い詰めるが力を合わせた二人の強烈な一撃(金的)を受けて撃破された。
リメイクの映画版では非理谷充にあたる人物でそちらの声優は別人である。
池袋薫(CV:渡部猛)
北カスカベ大学の超能力学者。ノストラダムスの隣に住んでいたヌスットラダムスの古文書で謎の光のことを察知し深谷と共にしんのすけとひまわりの元を訪れた。鼻の横の大きなホクロが目立つがこれは付けボクロ。
リメイクの映画版では池袋教授にあたる人物で声優は別人である。
深谷恭子(CV:山口由里子)
国際エスパー調整委員会(IEAC)埼玉支部の職員。
彼女も超能力者だが本人曰く「物を飛ばすより、曲げる方が得意」の事。
リメイクとなる映画版では深谷ネギ子にあたる人物で池袋同様声優は別人。
名前の由来は埼玉県深谷市で、深田恭子ともかかっていると思われる。
議長
「エスパー兄妹ふたたび」に登場。北さいたま県庁に所属する議員で、おじいちゃんっ子。
老人を優先した社会づくりを提案したため若手議員の反感を買う。
するとそこに現れた暗黒の光を浴びて悪のエスパーとなり、老人たちを強化して暴れまわるが力を使い果たし老け込んだひろしを見て全員戦意を失った為若手議員も操って野原一家を襲わせるが力を一つにした野原一家に倒された後は正気に戻り、老若男女全員が住みやすい社会づくりをすると誓った。