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概要

元々は力のトライフォースの所持者(資格がないので宿してはいない)で、ハイラルの現在・過去・未来を監視する魔女だったのだが、リンクへの憧れとゼルダへの嫉妬心をある者に利用され、善の心を失いその部分をある者の邪念で埋められてしまった悪の魔女。欲望のままに世界と勇者を自分のものにするべくハイラル軍と衝突する。

怪しげな仮面を被り、善の魔女ラナとは逆に、褐色・セクシーボディ・貴金属の装飾をふんだんにあしらった服装が特徴。登場ムービーでそのセクシーっぷりをまざまざと見せつけてくる。

自己強化に長けており特殊攻撃を用いることで10秒ほど攻撃力を増幅させる。反面、強攻撃は隙のあるものが多く、使いどころが難しい。

勇者への執着

シアは『精神の宮殿』と呼ばれる場所に居を構えているのだが、そこにたどり着いたプレイヤーはとんでもないものを目にする。

庭から室内の壁に至るまで、石像・肖像画などのありとあらゆる歴代勇者コレクションが所狭しと並べられているのである。どんだけリンク好きなんだよアンタ。

緊迫したムービーの後ろにちょくちょくコレクションが入り込む様はシュールそのもの。自分の肖像画の視線を浴びながら戦うリンクの心境やいかに…

ネタバレ

劇中の活躍

前述の通り欲望から世界征服に乗り出す。その一環として優秀な配下を求め、デスマウンテンに居を構える竜ヴァルガに誘いをかける。しかし「人間と関わる気はない」と拒否されたため、力尽くで従えようとする。その最中、ゴロン族が守る指輪を手に入れたシアは、自らの魔力を込めることでウィズロを実体化、使役する。ところがウィズロはシアに従う気などなく、ヴァルガとの戦いの最中に反乱を起こす。だが元々ウィズロを信用していなかったシアは、ヴァルガ共々打ち倒し、闇の魔力を注入することで二人を支配したのだった。

こうして手駒を獲得したシアは、ハイラル全土に戦争を仕掛ける。手始めにヴァルガにゼルダ姫たちの陽動を命じ、その間隙をウィズロに突かせてハイラル城を落とさせた。だがラナと合流したリンクたちは力を合わせて反撃に出る。そんな中、シアは別世界(時のオカリナトワイライトプリンセススカイウォードソード)への扉を開いてしまう。シアはハイラルだけではなく別の世界も欲していたのだ。シアを追ったリンクたちは、別世界の戦士たちと絆を結び、共に打倒シアを志す。

リンクたちは本拠地である精神の宮殿に進軍するが、シアはリンクがマスターソードを手にして慢心していたことに付け込み、多数のダークリンクを生み出した。一時形勢逆転するもリンクが自らの慢心を克服したことから逆転されてしまう。

撤退したシアの前に黒幕であるガノンドロフが現れる。実はシアは知らない内に彼に操られており、別世界に封印されていたガノンドロフの魂を解放させられていたのだ(そのためガノンドロフは実体化するに至った)。そのことを知らされて驚愕するシア。ガノンドロフはシアが持つ力のトライフォースを奪わんと襲い掛かる。さしも黒の魔女の力も魔王には及ばず劣勢となるが、転移魔法を使うことでガノンドロフをいずこかへと飛ばすことで退けたのだった。

その後、ガノンドロフは魔物の軍勢を率いてシアの元へ攻め込んできた。圧倒的な敵勢の前にシア軍は逃げ腰になり、ウィズロはガノンドロフこそが主に相応しいと裏切ってしまう。逆上したシアはウィズロを処刑するが、魔力の使い過ぎ(あるいは追い詰められたこと)で我を失い、ダークリンクを生み出して「勇者が私を守ってくれる」と狂喜する。そのことからヴァルガには「今のシアには従う意味はない」として反抗されてしまった。ヴァルガはガノンドロフに一騎討ちを挑むが闇の結界を使った罠により一時撤退。味方のいないシアの元に現れたのは、突き放したはずのラナであった。ラナの言葉で正気を取り戻したシアは、協力してガノンドロフを撃退することに成功する。だがラナと相いれることはできず、追い払ってしまった。

そして勇者と魔女の決戦が繰り広げられる。ヴァルガは戦いの末に討たれ、シアもまたリンクたちに敗北を喫する。力のトライフォースはラナへと受け継がれた。

エンディング後を描いた後日談「風のタクト編」では、シアは闇の世界を漂っていたことが判明する。ファントムガノンによって魔力を奪い取られ、更にはダークシアに襲われて存在すべてを乗っ取られそうになる。だがラナたちの力によってシアは元の世界へと戻り、ダークシアも倒された。更にリンクが自分を守ってくれたことに戸惑いを隠せなかったが、プロクシィから「リンクはもうアナタを敵とは思っていない」と告げられ、そしてラナに助けられたことで少しずつ心を開いて行った。ファントムガノンとの最終決戦ではリンクたちに協力し、正気をもたらした。

以後はリンクたちとも和解し、ラナと共に魔女の役割を果たすべく一行の前から去っていった。

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