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概要

センシティブな作品センシティブな作品

元々は力のトライフォースの所持者(資格がないので宿してはいない)で、ハイラルの現在・過去・未来を監視する魔女だったのだが、リンクへの憧れとゼルダへの嫉妬心をある者に利用され、善の心を失いその部分をある者の邪念で埋められてしまった悪の魔女。欲望のままに世界と勇者を自分のものにするべくハイラル軍と衝突する。


怪しげな仮面を被り、善の魔女ラナとは逆に、褐色・セクシーボディ・貴金属の装飾をふんだんにあしらった服装が特徴。登場ムービーでそのセクシーっぷりをまざまざと見せつけてくる。

劇中ではミドナから攻撃を受けたことで仮面を落とされ素顔が露わになる。


自己強化に長けており特殊攻撃を用いることで10秒ほど攻撃力を増幅させる。反面、強攻撃は隙のあるものが多く、使いどころが難しい。


勇者への執着

シアは『精神の宮殿』と呼ばれる場所に居を構えているのだが、そこにたどり着いたプレイヤーはとんでもないものを目にする。


幼少期に「ガチャガチャってガチャポンとも言うよね」【4コマ】夢のほこらで休憩(意味深)しただけだよ

庭から室内の壁に至るまで、石像・肖像画などのありとあらゆる歴代勇者コレクションが所狭しと並べられているのである。どんだけリンク好きなんだよアンタ。

緊迫したムービーの後ろにちょくちょくコレクションが入り込む様はシュールそのもの。自分の肖像画の視線を浴びながら戦うリンクの心境やいかに…


※注意:上記の画像は飽くまで二次創作です。本編では終始真面目なキャラクターです。


ネタバレ

正体

時の監視者

ラナはシアの半身であり、両者は元々一つの存在であった。

容姿や体格などに違いがあるのは、シアが魔女の本体(肉体)であり、ラナが思念体という事からと思われる。


劇中の活躍

前述の通り、勇者への欲望から世界征服に乗り出す。その一環として優秀な配下を求め、デスマウンテンに居を構える竜人ヴァルガに誘いをかける。しかし「人間と関わる気はない」と拒否されたため、力尽くで従えようとする。その最中、ゴロン族が守る指輪を手に入れたシアは、自らの魔力を込めることでウィズロを実体化、使役する。ところがウィズロはシアに従う気などなく、ヴァルガとの戦いの最中に反乱を起こす。元々ウィズロを信用していなかったシアは、ヴァルガ共々打ち倒し、闇の魔力を注入することで二人を支配したのだった。


こうして手駒を獲得したシアは、ハイラル全土に戦争を仕掛ける。手始めにヴァルガにゼルダ姫たちの陽動を命じ、その間隙をウィズロに突かせてハイラル城を落とさせた。だがラナと合流したリンクたちは力を合わせて反撃に出る。そんな中、シアは別世界(時のオカリナトワイライトプリンセススカイウォードソード)への扉を開いてしまう。シアはハイラルだけではなく別の世界も欲していたのだ。シアを追ったリンクたちは、別世界の戦士たちと絆を結び、共に打倒シアを志す。


後にリンクはマスターソードの使い手として覚醒し、ウィズロを撃破されてしまう。

その勢いのままリンクたちは本拠地である精神の宮殿に進軍するが、シアはリンクがマスターソードを手にして慢心していたことに付け込み、魔法によって多数のダークリンクを生み出した。一時形勢逆転するも、仲間たちに助けられたリンクが慢心を克服したことからダークリンクは消滅。形成逆転されてしまう。


撤退したシアの前に黒幕であるガノンドロフが現れる。実はシアは知らない内にすでに彼に操られており、別世界に封印されていたガノンドロフの魂を解放・実体化させられていたのである。

そのことを知らされて驚愕するシア。ガノンドロフはシアが持つ力のトライフォースを奪わんと襲い掛かる。さしもの黒の魔女の力も魔王には及ばず劣勢となるが、転移魔法によってガノンドロフをいずこかへと飛ばすことで退けたのだった。


その後、ガノンドロフは魔物の軍勢を率いてシアの元へ攻め込んできた。圧倒的な敵勢の前にシア軍は逃げ腰になり、シアによって復活したウィズロはガノンドロフこそが主に相応しいと裏切ってしまう。逆上したシアはウィズロを処刑するが、追い詰められて魔力を使い過ぎたことで我を失い、ダークリンクを生み出して「勇者が私を守ってくれる」と狂喜する。そのことからヴァルガにも「今のシアには従う意味はない」として単独行動し、ガノンドロフに一騎討ちを挑むが闇の結界を使った罠により一時撤退。味方のいないシアの元に現れたのは、突き放したはずのラナであった。ラナの言葉で正気を取り戻したシアは、協力してガノンドロフを撃退することに成功する。だがラナと相容れることはできず、追い払ってしまった。


そして勇者と魔女の決戦が繰り広げられる。ヴァルガは戦いの末に討たれ、シアもまたリンクたちに敗北を喫し力尽きる。力のトライフォースはラナへと受け継がれた。


移植版で追加され、エンディング後を描いた後日談「風のタクト編」では、シアは闇の世界を漂っていたことが判明する。ファントムガノンによって魔力を奪い取られ、更にはダークシアに襲われて存在すべてを乗っ取られそうになる。だが異変に際して活動していたラナたちの力によってシアは元の世界へと戻り、ダークシアも倒された。リンクが自分を守ってくれたことに戸惑いを隠せなかったが、妖精プロクシィから「リンクはもうアナタを敵とは思っていない」と告げられ、そしてラナに助けられたことで少しずつ心を開いて行った。ファントムガノンとの最終決戦ではリンクたちに協力し、勝機をもたらした。


以後はリンクたちとも和解し、ラナと共に魔女の役割を果たすべく一行の前から去っていった。


余談

長い展開を経て「悲しい悪」から「影のヒロイン」へと昇格を果たした、かなり珍しい部類のキャラクターである。

が、改心しても顔グラフィックに変化がないので笑顔が悪女のままである(自分を守るために戦うリンクに心を許すシーンなのに台無しに……)。

また、3DS版以降では移植の都合あるいは海外版に準拠したためか衣装が微妙に変更されている。WiiU版ではスリットスカートだったが、3DS版以降では本来は生足だったところにタイツが追加されてしまった。


関連イラスト

黒の魔女の夢愛≒憎


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関連タグ

ゼルダの伝説 ゼルダ無双 ゼルダの伝説のキャラクター一覧

魔女 ダークヒロイン 洗脳 光落ち

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