「腕に自信がある者は オレに挑むがいい!」
CV:川原慶久
概要
黒の魔女シアの側近の竜騎士の男で、炎を操る。
ゼルダとインパを助けるべく出陣したリンクの前に突如現れ、その後何度もハイラル軍の前に現れる。
劇中でリンク(プレイヤー)が最初に対峙する相手でもある。
最初なのにガードがほぼ意味を成さないため、本作の回避が強ムーブであることを知らないと結構強い。ゲームを始めたばかりのプレイヤーにとってはトラウマ的な存在である。
同僚のウィズロとは逆に、策略に頼らず正面から戦うことを信条とする武人的な性格。基本的に一匹狼気質であり、なれ合うことは好まない。……はずなのだが、味方になると結構デレた反応を見せる。
レジェンドモードのストーリーでは敵側勢力だが、本編クリア後の黒の魔女シア編では操作することも可能。またアドベンチャーモードでは、バトルによって味方側勢力となることもある。
WiiU版では『Ver.1.3.0』の適用、3DS版ではクリア後の追加ストーリー『黒の魔女シア編:闇にあやつられし者』のクリアで使用可能となる。
特殊攻撃や回避からの派生強攻撃など、相手のガードを破壊出来る技が非常に多く、基本性能が露骨に高いという、従来の無双シリーズで言う呂布のようなごり押し戦法を得意とする。
何ならプレイヤー側にはバッジ効果によってガード削りという特権があるため、通常攻撃を連打しているだけでも強い。
武器は戦槍で属性は炎。物理打撃をメインに、竜の血を覚醒して衝撃波攻撃や竜に変身して上空から炎撃を繰り出す。
ネタバレ
もともとはオルディン火山の竜族の首領の炎竜であり、火山でひっそりと暮らしていた。しかし攻め込んできたシアから配下になるように勧誘を受け、「人間と関わるつもりはない」と断ったことで戦いとなる。
シアに敗れた後は闇の魔力を注入され、清き心を失い、強大な力を手に入れ、強者との戦いを望む狂戦士へと変貌。シアの配下となった。
シアのことは主として接しており、彼女が魔力を暴走させた時は「追い詰められて常軌を逸したか」と考えながらも、臣下然とした態度で下がるように告げている。
だがシアが我を失ったことで見限り「最早シアに仕える理由もない」として命令を拒否し、単独行動してガノンドロフに一騎討ちを挑む。しかし闇の結界による罠で手傷を追い、やむなく撤退した。
その後、ガノンドロフはシアとラナによって撃退され、続けてハイラル軍との決戦となる(光と闇の決戦)。
シアの魔力によって超強化され「不死身になった」というほどの力を得る。しかしゼルダの説得によって武人としての誇りを取り戻し闇の力を破棄。両軍の決着が近いことを悟り、最後にリンクとの勝負を望む。死闘の末に力尽き倒れたが、最期は本来の自分を取り戻し悔いのない戦いができたとリンクたちに告げた。
「敗れはしたが悔いはない…最後に誇りを取り戻せて…よかった」
実力
インパも圧倒する武力の持ち主であり、最初の戦いではリンクといい勝負を繰り広げている。リンクがトライフォースの力を発動させなければ勝っていた可能性が高い。
緑衣の少女編では水の神殿に陣取るダルニア、ルトらを奇襲。ダルニアを追い詰めるが、リンクルの援護を受けたダルニアに敗れ撤退した。
自信家である反面、「全力を出すまでもあるまい」と相手を軽んじるところがあり、インパとシークに敗れた時はシアから「勝ち誇っておいて負けるなんて最悪」と呆れられていた。とはいえ正気を失う前は慎重な性格であり、シアと対峙した際にただ者ではないことを見抜き部下たちに注意を促している。
側近にはリザルフォスのリザル、ダイナフォスのダイナがいるが、敵の大群を前にした時はヴァルガを置いて逃げてしまうなど命を懸けるほどの忠誠心は持たれていない。また上記の通り敗死した際は、シアから「役立たずめ」と吐き捨てられるなど、人間関係については恵まれなかった。
余談
ヴァルバジア
名前・容姿から時のオカリナに登場した邪竜ヴァルバジアをモチーフにしている可能性がある。
ただし、竜形態は顔こそヴァルバジアを大きくイメージされてはいるものの、胴長の東洋竜型ではなくナルドブレアに似た飛竜型のデザインとなっている。
兜かあごひげか
一見あごひげのように見える部分はよく見ると兜の顎当てとも思える構造になっており、投稿されているイラストでも解釈がわかれている。
公式設定資料集のデザイン画には兜を外したイメージ図が掲載されており、そちらではあごひげは生やしていない。
関連動画
関連タグ
ヴァルバジア…モチーフ元の可能性がある
スッパ(厄災の黙示録)…似たようなポジションのキャラクター。