概要
ソーシャルゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ」において、二宮飛鳥が初期レアカードの特訓後のイラストで着用している衣装。
衣装名は、ぷちデレラのぷち衣装として追加実装された際に判明した。
シックなダークカラーのウェアを白いベルトで雁字搦めにしたような特異なデザインの衣装で、ベルトはスタンドマイクまで搦めとっている。
首に提げたペンダントについたタグにはスペード型の穴が空いており、鍵穴のようにも見える。
プロデューサーによると”束縛”のメタファーとのことだが、対する飛鳥は衣装以上に主張の強いピンクのエクステを合わせることで”ささやかな抵抗”を示している。
後頭部のみ覆うように被るベレー帽はその後の彼女の衣装にも受け継がれている。
TVアニメでも第1話のポスターで飛鳥がこの衣装をまとった姿を見ることができる。
スターライトステージに登場したSSR+[《偶像》のフラグメント]のイラストでは、この衣装をアレンジしグレードアップしたようなデザインの衣装が描かれている。
エクステンド・ワールド(デレステSSR)
その後2019年12月31日に、アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージにて、まさかの同名の限定SSRがシンデレラフェスにて追加された。
※二宮飛鳥の初期衣装はエクステンドワールドであり、デレステに実装されたのはエクステンド・ワールド。「モバマスはカタカナを半角で表記する」という点を差し置いても、中点の有無が差となる。
センター効果:レゾナンス・ボイス
特技:見据える瞳(11秒 ボーカルモチーフ)
性能についての詳細は他サイトを参考にされたし。
初期衣装であるエクステンドワールドと同様に、ボーカルに寄ったステータスを持つSSRである。
特訓前
特訓前は薄暗い路地裏(雪の舞う街中)というSSRにはなかなかない薄汚れたロケーションとなっている。
どうやら後述の特訓後を撮影した直後のようである。表情等も作っていない。
これらの要素はモバマスでの初SRであった「ミッシング・ピース」の特訓前を思わせる。
特訓後
トレードマークのエクステはビビッドなパープル。
また、同じくパープルとブルーのメッシュも入っている。
黒いジャケットには、なんらかの頭文字と思われるアルファベットが並び、QRコードも備える。
さらに右腕は全てが袖に隠れ、萌え袖となっている。
ジャケットの内側やモニター等は暗闇の中で青く光る。
左脚の付け根にはホルスターが備えられ、振り付けによっては銃把と思しきパーツが覗く。
コートの下は白を基調としたトップスとミニスカートを纏っている。
そして、ギミックとして特定の曲の、さらに特定のシーンでのみ青く光る左目が実装された。
特訓後のイラストは二宮飛鳥本人はやや小さく描かれ、代わりに彼女が撮影に参加した作品のセカイ観が大写しとなっている。ドローンが飛び、ネオンがフワフワと漂う近未来SFの景色がそこには浮かぶ。
飛鳥曰く、「追うものから追われるものになった」とのこと。
光る左眼は義眼であり、左右のどちらかの腕も義手なのだという。(左右のどちらの腕がそうなのかは明言されていない)
これらの設定はどうやら飛鳥の持ち込みらしい。中二の面目躍如である。
先述したジャケットのQRコードを読み取れば、cyberpolice jacket systemと表示されることから、飛鳥扮する人物は、警察機構側の人間だったのだろう。
そのため、このフェス限二宮飛鳥の纏う衣装の名前は「エクステンド・ワールド」ではなく「サイバーポリスの制服」とでも呼ぶべきものなのかもしれない。
「(ユニット衣装等例外はあるが)その子のためだけの、特別な衣装」という前提があるSSRにおいて、設定上とはいえ、統率や集団への帰属を意味する、いわば「共通衣装」「制服」がSSRの衣装として抜擢されているのもユニークな点と言える。
そのような、すでに名前や意味のあるモノへ自分の色や銘や意味を上書きしていくのは、デレステ内の彼女のコミュ4とも重なる要素である。
筆者の主観抜きでも、二宮飛鳥の初期衣装のエクステンドワールドとは似ても似つかない。
しかし、初期衣装やモバマス・デレステにおいて二宮飛鳥がこれまで着てきたいずれ衣装とも違ったジャンルの今回の衣装は、「世界を拡張する」という名に、また「最初の衣装」と同じ銘は、「新たな第一歩」を踏み出す彼女が纏う衣装の名として、これ以上相応しいものはないだろう。