概要
ジャンルはアメリカンに分類される。
それまでも原付のアメリカンは存在したが、日本においてアメリカンというジャンルが発展途上だったこともあり、ネイキッドに近い中途半端なものばかりであった。
対して本車は、長いホイールベースや専用設計のホイール、各部に散りばめられたメッキパーツで本物志向を追求しており、異彩を放っていた。
エンジンはスーパーカブの流用であるため、大柄なフレームに見合っておらずエンジン周辺はスカスカである。
この点は、事実上の後継であるマグナ50ではプライマリー風の装飾部品を付ける事で胡麻化した。
アメリカンならではの低いシート高や、当時ライバルと呼べる車種が居なかったことから幅広い層の支持を得た。
後発のマグナ50の方がアメリカンとしてはより重厚だったが、その分車重が増しており機動力に欠けることから、あえて本車を好むユーザーもいた。
1999年に生産終了。
余談
ジャズという名前は、現在ではフィットの輸出仕様に転用されている。
同様にバイクと自動車で名前を転用しあった例に、ビート、インテグラ、トゥデイなどがある。