概要
吉田秋生原作の少女マンガ「BANANAFISH」の登場キャラクター
19歳の日本人大学生・奥村英二はニューヨークのストリートギャング（キッズ）の取材のため、カメラマンの伊部俊一とともに渡米する。
伊部の助手という立場でギャングの盛り場を訪れた英二は、「リンクス」のボスである17歳のアッシュ・リンクスと出会う。
この時、
・警戒心の強いアッシュが英二に「日本では子供をアシスタントに使うのかい？」と話しかける
・好奇心で「銃を持たせてくれないかな？」と話しかけた英二に愛銃を渡す（敵の多いアッシュが初対面の人間に、しかも大勢の中で丸腰となる状態で武器を渡した事は周囲の人間をざわつかせた。過去アッシュの銃に触れようとして、指を撃たれた酔っ払いもいたため尚更）
・その後アッシュと英二、スキップの三人が拉致された際、アッシュは自分達の身を危険に晒してまでも英二のために銃を手放し、リンチにあう
…などの出来事があり、アッシュは初対面から英二を気に入っていた事を強く印象付けるエピソードが続く。
更にストーリーが進み戦闘が激しくなると、戦力としては役に立たない英二をアッシュは自らの一番身近に置きつつも、英二の身の安全を何よりも優先するようになる。
このため英二がアッシュの唯一の弱点として敵に狙われることもある一方、英二がアッシュの心の拠り所となっていく過程も描かれる。
アッシュには元々親友であり戦友のショーターや腹心のアレックス、彼に戦い方を教えた師のブランカ、激化する戦況でも協力的であり続けたケインなど交流を持った者達がおり、決して孤独だった訳ではない。
しかし英二については「（英二が気にかけてくれる事を）こんな幸せな気分は生まれて初めてだ…」「そばにいてくれ」など、アッシュにとって英二が特別な存在である事を感じさせるエピソードが多い。
