概要
モンストアニメから登場した光属性のモンスター。
アプリ版では超絶クエスト「祝福を与えし「王冠」の天聖」のボスモンスターとして登場する。
モンストアニメでは
CV:置鮎龍太郎
ルシファー編第一話から登場。ルシファー達の上司にあたり、神からの言葉を通じてルシファー達にオーブを集めるよう指示を下す。
一見すると細身だが実は筋肉質で屈強な肉体の持ち主。常に厳かな雰囲気で口調は柔らかく、平和を愛する人当たりの良い人物。
しかしこれは表向きの姿。本性は非常に身勝手かつ残虐で、美しいものを壊すことに愉悦を感じる外道。過去にルシファーの部下達を惨殺している。
終盤でルシファーとウリエルの前で本性を現し二人を苦しめるも、オーブの力を使ったルシファーの攻撃の前に破れ粉砕される。
ケテルを倒したルシファーだったが、この一件がきっかけでウリエル達と袂を分かち、魔界へと足を踏み入れることになる。それでもウリエルたちの尽力により、天聖達に荒らされた天界も、少しずつ復興の兆しを見せはじめていた・・・。
だが、ケテルはまだ生きていた。
ルシファーに粉砕された後も辛うじて僅かに意識はとどめており、偶然にもルシファーの魔力が込もった羽を取り込んだことで新たな身体を得て完全復活を果たしてしまう。
当初はルシファーに対し激しい憎悪を抱いていたものの、ルシファーの羽を取り込んだ影響かその憎悪はいつしか激しい情愛へと変わってしまい、ルシファーを我が物とすべく付け狙うより危険な人物と成り果てる。
そして天界へと舞い戻り、手始めに飛行船に乗船していた天使達を爆殺し、さらにウリエルやザドキエルらをはじめとする9人の大天使長達に結婚式の余興と称してデスゲームを仕掛け、一人また一人と罠に嵌めて石化させてゆく。
ダアトによる修業の中でこの惨劇を知ったルシファーはすぐさま駆けつけるも、時すでに遅く9人の大天使長は全員石化させられていた。
激怒したルシファーは当然猛攻撃を仕掛けるも、地力の差から徐々に圧倒され、動けなくなったところに「誓いのキス」をされそうになる。だがルシファーはダアトとの修業で得た火、水、木の力を使って形勢を逆転し、最後には精神世界と思しき場所でウリエルと邂逅を果たしたことで獣神化し、光の力をも使ってケテルを追い詰めることに成功する。
力を失ったケテルは惨めに詫びて命乞いをするも当然聞き入れられずルシファーに心底呆れられ、彼女の放つ強力な光弾の雨を浴び、激痛と快楽の果てに今度こそ破滅した。
「き゛も゛ち゛い゛い゛い゛・・・!」
ルシファー「生きる価値も、無かったようだ…。」
しかし、彼のもたらした被害は天界に深い傷跡を残しており、大天使長達のうちウリエル、ラファエル、ミカエル、ガブリエルの四人は後遺症から未だに目を覚まさずにいた・・・。
降臨
メインギミックはダメージウォール。地雷や魔方陣も登場する。地雷のダメージは大きいが、喰らってもヒーリングウォールですぐに回復出来、魔方陣はステージ終盤にしか登場しないため、ダメージウォールほど優先して対策する必要はない。また、残り体力が多ければ多いほど攻撃力が上がるという特殊仕様も組まれており、ステージ上に展開されるヒーリングウォールやハートパネルといった回復ギミックやハートを利用しての体力管理が重要となる。
登場する雑魚はほぼ全てドクロマークを持っており、彼等を倒すことでダメージウォールや地雷といったギミックや、アビリティーロックや強力な白爆発、雑魚の蘇生といった厄介な攻撃が発動されるため注意が必要。
クエストを進めてゆくとステージ4にて、アニメでのあるシーンを再現してか、何とミカエルとガブリエル(双方とも神化)が敵として登場する。このステージのボスはミカエルであり、ミカエルを倒せばそのままステージ突破となるが、もしガブリエルを倒してしまうとドクロマーク発動により初撃の合計6万ダメージに加えて1ターン持続する3万の毒効果ダメージが発生する毒メテオを喰らってしまう。このため、本来ガブリエルを倒さずミカエルのみ倒すのがセオリーだが、残り体力や編成キャラクターによっては先にガブリエルを倒してしまうのも一つの手段。
中ボスおよびボスとして登場するケテルの攻撃には、アビリティーロックや混乱等の厄介なものが多く、挙げ句の果てには強制的に残り体力を4にする割合攻撃まで放ってくる。これを喰らってしまうと攻撃力が大幅に低下するのは勿論、後続の攻撃を喰らい即ゲームオーバーにもなりかねないので体力管理には十分な注意が必要。
超絶クエスト中でも難易度の高い部類に入るクエストだが、メインギミックがダメージウォールということもあり、適性は割と広め。本編で犠牲となった天使達の中でも第一期天使達全員とザドキエルはダメージウォールに対応しているため、アニメで受けた仕打ちの仕返しをここでするというのも一興かもしれない。本編でケテルと直接対決したルシファーも勿論最適性の一角で、厄介なアビリティーロック等を防ぐバリアや、大ダメージを出せる強力な大号令SSにより猛威を振るっている。ただし、最も危険な割合攻撃は彼女のバリアを以てしても防ぐことが出来ないため要注意。
性能
種族 | 聖騎士 | ||
---|---|---|---|
撃種 | 反射 | ||
戦型 | バランス | ||
ステータス | HP | 攻撃力 | スピード |
極 | 20170 | 15938 | 212.00 |
タス最大値 | +3900 | +7775 | +107.95 |
タス後限界値 | 24070 | 23713 | 319.95 |
ゲージショット成功時 | - | 28455 | - |
キラー発動時 | - | 42683 | - |
アビリティ | アンチワープ、アンチ減速壁 | ||
---|---|---|---|
ゲージ | 飛行、妖精キラー | ||
ストライクショット | 婚約・純愛を交わす契 (ターン24) | 敵に触れる度にトライブパルスを放つ | |
友情コンボ | 長なぎ払い【光属性】 | 一回転する鋭い属性刃で攻撃 | 最大威力71750 |
ラックスキル | クリティカル | 直接攻撃時、稀に敵へのダメージ量が約7.5倍になる |
ワープ、減速壁、地雷と3つのメインギミックに対応しており、ギミック対応力が高いキャラクター。ただし、ゲージの飛行に関してはマインスイーパーと違い地雷が回収出来ず、素アビではないので空域による減速効果も受けてしまうので注意。またアニメ本編で天使達を蹂躙した点が反映されてか、ゲージに妖精キラーを持っており、妖精の敵に対してはそこそこ高い殴り火力を出せるが、残念ながら後述の友情コンボやSSのトライブパルス部分にはキラーは乗らない。
友情コンボの長なぎ払いはそれなりの攻撃範囲を持ち、威力も高く使い勝手の良いものとなっている。
SSは敵に触れるたびに一発5万のダメージを出せるトライブパルスを放つという珍しいもの。同種族の敵が多いクエストでは一撃を放つ度に多くの敵に纏めてダメージを与えられる。
特別秀でた点は多くないものの、一方でこれといった弱点も少なく、特徴的なSSを持ちアビリティー対応力もある、総じて扱い優秀な降臨キャラクターで、運極にすることができれば非常に使い勝手のいい運枠になるのでといえる。
余談
その卑劣極まりない性格や所業、後味の悪い結末を残したこともあって、視聴者やモンストユーザー、挙げ句の果てには一部のモンストの中の人からも蛇蝎の如く嫌われており、故に天聖の中でも人気は最悪。そのため、ユーザーによっては入手されたあとに散々な扱いを受けたケースもあったんだとか。前作のノア編においてモンスト屈指の涙腺キラーとなった「慈悲の天聖・ケセド」とはまさに対照的な存在である。一方、最終章のボスとして登場した「基礎の天聖・イェソド」は、愛した女性に拒絶され、大勢の人々を巻き込む暴挙に出るという点で彼と共通点があり、イェソドの過去が明かされた際は彼を連想した視聴者も多かったとのこと。
また、極悪非道な悪役として強烈な印象を残しやすい凄まじい怪演をやりきった置鮎氏に敬意を表する視聴者も多い。
何故か公式Twitterアカウントをもっており、アニメの展開に合わせて視聴者を挑発したりお知らせをしたりとやりたい放題だったが、ウェディングゲーム最終回にて死亡した後は当然更新もなくなった。
・・・が、2020年の元旦に突然新年を祝う画像を投稿したり、「祝福を与えし「王冠」の天聖」発表後はストライカーの挑戦を楽しみにするツイートをするなど相変わらずの調子だった。
声を担当する置鮎龍太郎氏は彼に関してモンストアニメ公式チャンネルのコミュニティ欄で「もう正気じゃあありませんよ(笑)」と語っている。また彼を演じるにあたり、本性を現す以前はとことんいい人ぶって演じることを心掛けたものの、多くの視聴者にはすぐに黒幕だとばれてしまったとのこと。
ご存知の方も多いであろうが、置鮎氏もルシファー役の日笠女史もリアルでウェディング経験者です。
関連イラスト
本人もTwitter上でケトル呼ばわりされた際、「ルシファーさんとの新婚生活にほしいです。」と、意外に俗っぽい一面を見せた。