概要
アビスにいた先住民の少女、決死隊の案内役として彼らに付いて行った
子供を産めない身体であるため、部族から役立たずと言われ半ば厄介払いされていた。
決死隊と共に深界六層へ行き着くが、そこで水に擬態する原生生物に寄生されてしまい衰弱してしまう。ワズキャンの指示で《欲望の揺籃》をイルミューイへ使う事で後遺症を残したまま回復するという奇妙な状態に陥る。
そして数日が経過した後に“白い生物の様なモノ”を胸から産み続けるという奇行を行うようになる、その生物は翌日には生き絶え、その度に涙を流し続けいよいよヴエコにも後遺症が出始めるがワズキャンの処置で全員一命を取り留めた
大丈夫!皆にも振る舞ったさ!
彼らに振る舞われたのはイルミューイの子供達であり、その肉を食べる事で症状の進行を抑える事が出来るようであった、また生きた子供の方が効果が高いため産後すぐにイルミューイから取り上げるという行為を繰り返し、その度に泣いていた
ヴエコが回復した時にはイルミューイは既に人の形を失っており、生きる為に子供達を奪われ続けいつしか決死隊から信仰を受けるようになっていた。時が経つにつれ肥大化し人語さえ話せなくなった頃アビス中央へ向かっていった
以下ネタバレ
成れ果て村『イルぶる』
村とはイルミューイの成れ果て、決死隊の願いによって生み出された黄金郷であった。
彼らがその身を食わせる事で彼女の一部として永遠の命を得ており、価値を与え続ける事で存続している
そして彼女の最後の願いで欲望の揺籃から新たな命ファプタが誕生した。
食されたイルミューイの子供達は村人たちへの恨みを忘れてはおらず、満を辞してファプタが帰還した際には彼らを根絶やしにすると宣言。末の妹であるファプタに無念を託した。