夜(ONEPIECE)
よる
概要
王下七武海の一角にして世界最強の剣士、“鷹の目”ジュラキュール・ミホークが愛用する刀。
拵は黒刀・乱刃・重花丁字。
『ONEPIECE』に登場する刀(剣・槍等)の中で最も高い評価を受ける最上大業物12工の一つに数えられる伝説的な名刀であり、持ち主と共に世界最強と謳われる。
20年を超える連載期間の中で最上大業物として明言された刀剣は、この黒刀「夜」と、元四皇の大海賊“白ひげ”エドワード・ニューゲートが所持していた薙刀「むら雲切」、持ち主がことごとく悲運の死を遂げることで知られる鬼徹一派の妖刀「初代鬼徹」の三振りのみである。
世界最強の剣士が愛用しているが故にこの刀も最強と呼ばれているのか、本当にあらゆる刀剣類の中でも最上位レベルの実力を誇るという意味での肩書なのかは不明。しかし、少なくとも最上大業物12工に数えられる以上並の刀剣とは比較にならないスペックを誇るのは確かであり、どちらにせよ最強の剣士が操るに相応しい名刀である事は揺るがない。
2m近い身長のミホークに匹敵するほどの大刀であり、ミホークは普段はこの剣を背負うようにして差している。その様子は正面から見るとまるで巨大な十字架を背負っているかのよう。その大きさなどから相当な重量を誇ると推測されるが、ミホークはこれを自分の手足の如く平然と操っている。そしてその斬撃は氷山さえもあっさりとぶった切るほど凄まじい。
ちなみにこれを抜刀するのはミホーク自身が実力や心力を認め、本気で斬ることを決めた対象にのみであり、それに値しないと判断した場合は抜刀する事さえほとんど無い。逆に言えばミホークが黒刀「夜」を抜いたという事は、何らかの部分で世界最強の剣士に認められたというある種のステータスである。なお、ミホーク本人はこの剣で戦う事を「剣士たる礼儀」と称している。
実は原作内では「黒刀」としか呼ばれたことが無く、正式な名称やスペック概要はファンブック内やアニメ版で公開された。
余談
現実世界でこの刀剣を実際に作ってみたというツワモノが居る。