ラファエル・ウォルト
らふぁえるうぉると
概要
本編の第1部(文庫版第1巻〜第2巻)における実質的なラストボス。『FORTUNE・LOVER Ⅰ』における隠し攻略キャラであり、彼のルートを攻略しておかないと強制的に主人公(マリア・キャンベル)および攻略対象・ライバルヒロインが全員抹殺される最悪のトラウマエンドである全滅バッドエンドへ突入する、という重要な立ち位置を占めるキャラクターである。
主人公カタリナ・クラエスの前世であった少女は隠しルートの存在を知る前に死亡してしまったため、カタリナは彼が重要なキャラクターであることを知らなかった。一方、カタリナの前世での親友・佐々木敦子は既に隠しルートをプレイ済みだったため、彼の正体を知っていた。
プロフィール
出演作品 | 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… |
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性別 | 男性 |
誕生日 | |
出身地 | ソルシエ王国 |
身長 | |
体重 | |
特技 | |
好きなもの | |
嫌いなもの |
人物像
その正体は、カタリナが魔法学園1年生時の生徒会長シリウス・ディーク。
本来の彼は、ディーク侯爵と侯爵家のメイドとの間に生まれた息子であり、シリウスの異母弟であった。本物のシリウスは生まれつき病弱で、数年前に既に夭折しており、ラファエルは幼い頃にシリウスの母親によって実母から引き離され、死んだシリウスを復活させるための闇の蘇生魔法の生贄にされてしまう(シリウスとラファエルは同年齢の異母兄弟であり外見もよく似ていた)。
この蘇生魔法は結果的に失敗し、シリウスが生き返ることは無く、代わりに生前のシリウスの記憶を植え付けられたラファエルの魂がシリウスの遺体に憑依する形となった(健在なのはラファエルの記憶と人格の方であり、現在のラファエルは生前のシリウスの記憶を持っているだけでシリウス本人が生き返ったわけではない)。「シリウス・ディーク」として目を覚ました直後、自分がシリウスの肉体にいること、シリウスの母が自分を生き返ったシリウスだと思い込んでいることを知り、そのまま闇の魔法に取り憑かれて自ら復讐のためにシリウスを演じて生きてきた。
カタリナの色々な意味で予測不能な行動によってその仮面を剥がされるのを恐れ、彼女の抹殺を企てるも、ジオルドたちの活躍とカタリナの説得により恩讐を解き、闇の魔法から解放される。第1部のエピローグで自らの罪が露呈し退学となったが、カタリナたちの説得により彼自身も被害者として情状酌量され、魔法省に懲役を兼ねて勤務する事となった。
第2部からは魔法省職員としてカタリナたちに関わるとともに、晴れて彼女の魅力に惹かれる1人となり、上司であるラーナ・スミスの思惑もあってカタリナを魔法省へスカウトしようとしている。