北大阪急行電鉄とは日本の鉄道である。通称「北急」
概略
大阪府吹田市の江坂駅と豊中市の千里中央駅を結んでいる。ほぼ全線が高架幹線道路「新御堂筋」に沿って造られており、江坂駅にて大阪市交通局御堂筋線と接続、相互乗り入れしている。昭和45年、大阪万国博覧会に合わせて開業、当時は万博会場まで乗り入れていたが、この路線は閉幕後に廃止(20年後この路線とほぼ同じくして大阪モノレールが開業している)。
会社名の中(北大阪急行)にもあるようにこの会社は阪急グループである。
実情
利用客も多く、黒字路線であり、かつ運賃も日本一安い(初乗りが大人80円)であるにも関わらず、地元でも知名度は低い。運行面でも事実上の御堂筋線の延長として扱われており、現在の8000形が走る前に走っていた2000形は御堂筋線でも走っていた30系のコピー車両だったことから、ことさら北大阪急行を意識されることは少なかった。
実際「地下鉄御堂筋線の終点は?」と問われて中百舌鳥はともかく江坂と答えられる人間は、鉄ヲタ以外いないと言っても過言ではないだろう。日中すべての電車が御堂筋線と乗り入れており、江坂行は早朝深夜を除いて運行はしていない。
車両
8000形
現行車両、通称「ポールスター」。ローレル賞受賞。内装が阪急の車両と酷似している。通路のドアが自動になっている。
御堂筋線の女性専用車両はラッピングされているが、これにはステッカーだけなので乗車時は注意されたい
2000形
開業時の車両。大阪市交通局の30系に似ている。1両が保存されている。他に万博閉幕後に大阪市交通局に譲渡されることを前提に作られた7000、8000形(こちらは完全コピー車両、30系に編入)がある。