概要
任天堂とソニーが共同開発していた試作機の一つ。SFC用カセットと、スーパーディスクと呼ばれるCD-ROMソフトの両方を扱える互換機になる予定だった。しかし、諸事情(※)で計画が頓挫した事で販売品としては完成しなかった。この時のノウハウからプレイステーションが誕生した。
試作機にはグレーのものと白色のものが存在する。後年発見された後者は幻の「任天堂プレイステーション」として注目されており、実際にスーパーファミコンのソフトが起動できている。この幻のプレイステーションはオークションで競売にかけられ、SCE設立者によって36万ドル(日本円にして約3800万円)で落札された。
※…これは諸説あるが、CD-ROMドライブの読み込み速度が不十分だったという説と、スーパーディスクソフトのロイヤリティに問題があったとされる説、ハード開発のみを担当するはずだったソニーが無断でソフトまで開発したために破談になったという説もある。
推測
当時の任天堂の山内溥社長が、CD-ROMに対して否定的なコメントを言って、任天堂はこのCD-ROMアダプタとの合体計画を中止したため、ソニーは独自のゲーム機開発に取り掛かったとか。